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むしゃくしゃして買った。後悔はしていない。

 「福音の少年」読んだら無性に本を読みたくなって、ブックオフで大量購入。
あと家に散らばっている未読本を発掘しなきゃいけない。恩田さんの「チョコレートコスモス」と「夏の名残の薔薇」どっちか買った記憶あるのにどっち買ったのか思い出せない~。「娼年」買ったか買わなかったか思い出せない~。チョーモンインシリーズどれ買って未読だったか思い出せない(既に一冊買い被った事件がある)発掘しなきゃ。――あれ?メモに「夢幻巡礼」購入済とあるが読んだ記憶がないぞ!?

●買った本メモ

<館シリーズ>綾辻行人
「黒猫館の殺人」
「暗黒館の殺人上下」
「びっくり館の殺人」
→「迷宮館」まで読了済。これ順番に読まなきゃイカンらしいので先に未読の「人形館」「時計館」買わなきゃな。

<加賀恭一郎シリーズ>東野圭吾
「眠りの森」
「悪意」
→適当に読んでない本買ったらうまいこと時系列に穴空いてた未読本でした。「卒業」「どちらかが彼女を殺した」「私が彼を殺した」読了済。特に●●を殺したシリーズが大好きで、3作目の構想あるらしいと聞いてワクワクしてます。

「レイン3」吉田匠
「幻竜苑事件」太田忠司(少年探偵・狩野俊介シリーズ②関係ないが甘栗くんシリーズ好きでこちらに手を出した。甘栗の方3作目でないかなー)
「Op.ローズダスト上中下」福井晴敏(ダイスが舞台で唯一の未読だった作品。やっと買ったよ)
「追憶五断章」米澤穂信(ちなみに今、同著者の儚い羊たちの祝宴読んでいます。)
「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
「ブラザー・サン シスター・ムーン 」恩田陸
「こころ」夏目漱石(今更ですが高校の授業で部分的に読んで面白かったのにやっと買いました)
「リヴェラを撃て上下」高村薫(高村薫ブーム中に読む予定入れていたけど結局未読だった作品)
「少年計数機 池袋ウエストゲートパークII」石田衣良(2巻目。ドラマ好きだったなー。今さら読んでますがさらさらっと読めてなかなか楽しいです)

 ちなみに高村薫は<合田シリーズ>「マークスの山 」「照柿」「レディ・ジョーカー」(講談社文庫)
単品「神の火」「黄金を抱いて翔べ 」(新潮社文庫)「地を這う虫」(文藝春秋文庫)読了済。

 ところで、米澤さん冬季限定マダー? 秋季だって私あれだけ待ち望んでいて本屋で発見した時のあの喜びを忘れられないメモリーなんですよ。 あとインシテミルのスピンオフか2が読みたくてたまらないのは私だけですか?

 ついでに「米澤穂信」著作読書状況。
<古典部シリーズ>「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」「遠まわりする雛」「ふたりの距離の概算」<小市民シリーズ>「春期限定いちごタルト事件」「夏期限定トロピカルパフェ事件」「秋期限定栗きんとん事件」読了。
単品「犬はどこだ」(図書館借りて途中で挫折)「ボトルネック」(買ったけど未読)「インシテミル」(読了)「儚い羊たちの祝宴」(現在読み途中)
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「福音の少年」あさのあつこ

 買ったまま温めきっていた「福音の少年」読みました。

 アサヒ・コーポの火事で9人の人間が死んだ。永見明帆は高校の同級生の藍子と付き合っていた。藍子の幼馴染で同じく同級生の柏木陽とはほとんど話さない間柄だったのに、ふっとした切っ掛けで交流をするようになる――そんな時に『藍子』は死んだ。一家諸共丸焼きにされて。どうしてこの事件は起きたのか。二人は探っていくことになる。あらすじだけじゃあ伝わらないと思いますが、かなり暗いし重いです。永見は恋人を愛していないし、藍子も藍子で秘密がある。主人公の永見と柏木はとても良く似たストレンジャー。常識や世間一般から外れている二人。その中で恋する少女の姿は鮮烈でした。とっても面白くて一気読みしてしまいました。

 ところで、プロローグがあるのにエピローグないということは、こりゃあ意図的ということでしょうか! ふつうなら、あと5ページぐらいあるべき内容がすっぽり抜けているんですよね。
まぁ、主人公2人は真実を手に入れて、明日の方向性も選び取って、ダークサイドにいかなかったと分かるのでベストエンドにたどり着いたんだと思います。あと、だいたい後日談どうなるか想像できますしね。
エピローグない代わりに、まさかの藍子の友人主人公のSSが収録されていて驚きました。
私も永見みたいに気にも留めていなかった子が、男連中にできないことしてくれるとは思ってもみなかったです。

『私は愛から逃れられない』藍子の「藍」は「愛」なのかもしれません。彼女の着メロのフレーズと彼女の死の真相は暗い気持ちをもたらしましたが、最後の最後に藍子があんなステキな友人に愛されていたと知ることが出来て本当に良かったです。おかげでこのフレーズも暗いばかりじゃなくなりました。愛を背負って死んだ娘。永見も柏木も藍子を愛してはいなかったけれども、彼女は彼女の愛で二人のことを救ってあげたように思えます。

 最初は『愛されなかった可哀そうな少女』というイメージが強かったのですが、徐々にそんな印象も剥がれ落ちて、最後には永見と同じように「藍子はどんな人だったのだろう」と思いを馳せずにはいられませんでした。
この物語は、永見でも柏木でもなく藍子の物語だったように思えます。

 藍子が永見に恋したのは何故なのでしょうか。永見は藍子とどうして付き合ったのでしょう。たとえ藍子が生きていたとしたら、柏木との交流で永見は藍子を愛する事ができたでしょうか。全然分かりません。藍子は柏木に似ていたから永見に興味を持ち、それから恋になったんじゃないかなぁと思います。ただ、藍子は結局柏木のこと異性とは思っていなかったし、狂おしい程恋していたのは終始永見に対してだと思います。

 永見と柏木。鏡合わせの二人。自分に似ているから手を伸ばした。なぜなら彼らは自分がどうしていいか分からなかったから。そっくりの相手がどういう選択をし、どう生きるかを参考にしたかったんでしょうね。
だから自分が相手に言ったこと望んだことは、自分が自分自身に望むことと同じなんです。
最初柏木は、永見に興味を持ちつつも、自分に興味を持つ永見に対して「このままじゃあお前も切り捨てなきゃいけなくなる」と結論を下しています。自分を縛る――まとわりつくあらゆるものから解放されて自由になりたかった柏木。
なのに最後には「永見に生きていてほしいから繋ぎとめる」という結論になります。2人の場合、相手に望むことは自分自身に下した結論でもあるので、永見を束縛するのは=自分も自由にはならず束縛して生きること。それを選んだことになります。
永見も柏木も自分で自分を少しずつ壊していってたように思えます。だから、お互いを救ったと言うのも間違いないとは思いますが、二人は最後に自分で自分を救ってあげたんだと思います。

ところで
『俺の言葉はおまえに届いているか』→『お前に言われた事なら、ずっと忘れずにいられるかもしれない』→『覚えている。こちらはとてもはっきり覚えている』
この流れが私好きで「届いてるよ! 永見に届いていたよ柏木!」ってちょっと感動してしまいました。

「福音の少年」って『愛』とか『絆』とか『共感』とか、そんなんじゃなくて、伝えたいのは『自分を大事にしてあげよう』って話なんだと思います。藍子も永見も柏木も、本当は誰かがどうとか関係ないんですよね。
自分が選んで自分で明日を掴もうと踏み出す軌跡が見える話なんです。実際に踏み出すところが描かれていないから切ない気分になるんですけどね。

 永見と柏木の大きな違いって、『藍子』なんですよね。藍子に最初から最後まで興味のなかった柏木と、惚れてもいないし嫉妬もしないのにどうしてか藍子が特別だった様子の永見。永見は寂しかったんでしょうか。だから特別にしたかったんでしょうか。結局、藍子の声は忘れて、柏木の声だけ届いた永見にとって、藍子は特別じゃなかったと解釈してしまって良いんでしょうかね。
でも私。藍子贔屓なので永見には覚えていて欲しかったです。

 永見と柏木の日常ライフはもっと見ていたかったですね。2人で料理してるシーンとか見たかった。
主婦会話&新婚会話してる二人が男子高校生というミスマッチっぷりは面白かったです。
柏木はさっさと永見家出ていきそうに思いますが、高校3年間いてくれますかね。

 将来どうなるかなー。秋庭さんの述懐に『人を支配する力がある』と、永見の評価だったので、政治家永見とか――ぜったい似合わないし、やらねーな。永見は医者とか似合いそうですね。あ、検事とか超似合いそう。弁護士より検事だな永見は。そんで柏木がジャーナリストか。おぉ、良いと思う(勝手な妄想)

theme : 書評
genre : 本・雑誌

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