EUREKA(エーヴリカ)Act.3  感想

全年齢同人シェアBLゲーム「EUREKA(エーヴリカ)Act.3 Olam Yetzirah」(CyberGeo)

 男しか生まれない世界。マルディス教団、魔術結社シオウ・セル、火那乃国、インディナス・マイヤーと、それぞれの組織や国が目的の為に暗躍していた。――全ての終り(ワールドエンド)を目前に控えて。

 マルチ視点群像劇ファンタジー四部作のうちの三作目である「Act.3 Olam Yetzirah」プレイしました。DLサイトデジケット・コムで600円でした。ちなみにAct.1& Act.2感想→

 エピソード21から30まで収録。エンドは6、7、8、9+グッドEDの5種類でした。
また今回は、周回するごとに選択肢が増えていく形式だった為、バッドエンドを全部回収してから、最後にグッドエンドにたどり着けるという流れでした。分かり易くてありがたい分、ゲームとしては一本道みたいなものでしたね。
さて、Act.3なのですが、舞台は火那乃国。焔降ろしに関する問題にまつわる人々に焦点を絞ったお話でした。
おかげで色んな組織がそれぞれの場所で暗躍して、情報がごったがえすといういつもの問題が解消されてプレイ中は頭の整理がすっきりできました。
ただ私はいつもの群像劇っぷりも好きなのでちょっと寂しくもあります。

 Act.3の一番の特色は、いままで世界滅亡にかまけててそんな暇ねーよ状態だった恋愛色が盛りだくさんだった点。特にシラヌイ家の方々の恋愛がメインに語られていました。
個人的にツボだったのは始祖であるアカツキさんが「愛のため」とかビックリ発言したこととだったこと。アカツキさん好きです。
また舞台が火那乃国ですので、私以外もきっと語られるんじゃないかなーと気になっていただろう某アダルト組の三角関係がどのようなものだったか知れてよかったです。むしろ陛下のヒロインっぷりといったら! その前に王として尊敬すべき生き方してるので陛下がヒロインでも文句ありません。いやー陛下関連は良いエンドいっぱいありましたね。 トウガとは本当に良い主従でしたし。あの人との話も優遇されてました。けどトウガが可哀想エンドも多かったですね。

 しかし私は子供組贔屓なので、あれとかそれとか応援していいのか本命カップリングに申し訳なくて困ります。恋愛にしろ何にしろエーヴリカは、登場人物が多くて組み合わせ的に好きなペアがいっぱいあるんですよね。
またトウガ×フェン、セツナ×カグヤ派の方も楽しんでプレイできると思います。
毎回いちゃいちゃしているセディア×イシュトは、今回は舞台的にないと思ったらちょこっとあったので好きな方は安心してくださいね! 

 ところでトウガ&ミヅキ、トウガ&フェン、セツナ&カグヤの関係を比べるとなかなか興味深かったです。死ねる二人、逃げたりできない二人、逃げられる二人。
それぞれの間に築き上げられたものはまったく違う。だから同じような立場でも同じ人間でも出す答えは異なる。そして何が正しいということでもないんでしょうね。

 そんなわけで、ネタバレなどの為に語らなかった組み合わせなど、今回はいつも以上に萌える関係が色々多かったです。その代わりお話の伏線判明は、火那乃国オンリーで、他のことはほぼ明かされませんでした。(ただ火那乃国関連はほぼ伏線全回収できました)
やはり次回の最終回待ちですかね。(次回で伏線全部回収できるのか少々不安ですが)
ただ最後は本筋エンド以外に個別エンド(恋愛的意味で)あるよ宣言を頂いたので、その情報だけでもう全ての心配は解消されました。トウガ×フェンエンドがもはや確実にあるだろうことが分かって満足です。

以下、今回のネタバレカップリング&コンビ語り。



【トウガ×フェン/トウガ×ミヅキ】

 トウガはフェンのことをどう思っているんだろうなー。ミヅキ陛下のこと好きだからなー。
とか今までトウガ×フェン派の私はつらつら考えていたのですが、予想以上にトウガはフェンのことが好きでしたね。陛下には敬愛を捧げ、フェンには慈愛を注いでいました。
トウガはミヅキ陛下に惚れきっていましたが、恋愛的な好き以上に人間として男として惚れている感じでしたね。
だからセディアのことがなくても、トウガは陛下に恋愛関係を求めたりは一度もなかったんじゃないかと思います。
ED№7はトウガ×ミヅキEDでしたね。陛下の為に死ねるトウガ。潔く一緒に死ねる絆があるのがトウガ×ミヅキ主従の関係。大変良かったです。
この二人と比べると興味深いのがトウガ×フェンです。
ED№8で、苦しみつつも陛下の望み通りに死なせたトウガはこの時点では冷静だったのに、死にゆくフェンを見たらとんでもなく取り乱してしまいます。
これを見ると、トウガは陛下に惚れていましたが、執着はしていないんですよね。
でもフェンにはしている。だからトウガはフェンによって変わったと言われたし、それは強さにも弱さにもなると言われてしまう。仕方ないよ。
だってトウガにとってフェンって好きな男の息子で、最初で最後の弟子ですよ。未来も才能もある若い子はきらきらして見えるし大事にしたくなります。そりゃあ執着したくなりますよ。
そして手が出せないんですよね。とてもよく分かります。だからフェンがじれったく思うんじゃないですか! 
私、最後に酒飲んでるトウガとフェンのシーンで「10年若かったらとかそんな言い訳して」って不満言うフェンがAct.3の中でで一番萌えました!!
ED№7の「僕の為には生きてくれないんだね」も相当ツボでしたが。今回、トウガ側のベクトル描写が多かったですが、フェン→トウガ描写は毎回悶えるほど可愛いですね。
トウガ×フェンのポイントって二人とも守りたい側の人ってところだと思うんです。
だから結局セツナ×カグヤのように責任放り投げて逃亡できる無謀さは持てない。そして、トウガが手元に留めておこうと思えない。私、ずっと言ってますが、トウガはフェンにどれだけ好かれてるか自覚すべきだと思います。

【セツナ×カグヤ】

 この二人で思ったのは。あらゆるところが正反対だなぁという点。
セツナの何が悲しいかと言うと、彼は「逃げよう」としかカグヤに言えなかったけど、フェンはカグヤに「守るよ」って言ったことなんですよね。
カグヤが欲しかったのは居場所でしたが、まがりなりにも王族として育った彼が、全てを犠牲にして自分の居場所を確保するという行為に耐えられる訳ないと思われます。
結局、逃げ切れなかったカグヤですが、成功してもカグヤが救われることはなかったと思います。
価値観も生まれも違うから仕方ないかもしれませんが、セツナには救えなかったという事実が切ないですよね。一方カグヤを言葉で救ったのはフェンです。
フェンは同じ王族で同じように生きるか死ぬか迫られていて、騎士道精神を理解しています。
つまり守るべき立場の人間の考えを知っているってことになります。セツナ云々よりもフェンだから救えたという方が正しいかもしれません。やっぱりセツナは切ない(名前通りに)

【フェン×カグヤ】

 以前の感想で、冗談気分で好きだと言いましたが、今回無駄に美味しいシーンあったせいで余計ありに思えました。カグヤに接するフェンは毎度騎士様ですね。遠慮って部分もあるのでしょうが最終的にカグヤには王の器を見いだしてますし。
最終的に、王になったカグヤの手伝いをするフェンEDとかあっても悪くないと思います。
カグヤはカグヤでフェンにコンプレックスをがんがん感じてましたね。というかベタ褒めじゃあないか。確かにカグヤの前のフェンはかっこいいと思います。
でもフェン×カグヤはセツナに殺されそうだから怖いです。

【セディア×ミヅキ】

 てっきりセディアに恋愛感情はないと思っていたのですが、本命だったとは!
フェン好きとしては、両親が愛し合っていたことは嬉しいのですが、お兄ちゃんが可哀想な気がしてなりません。ちょっとこれは耳に入れてはいけない事実だよ。
あとセディア×イシュト派の私はどうすれば良いの! という複雑な感情に苛まれましたが、セディアがミヅキ陛下を守って死ぬED№9は感動しました。
やっぱり愛する人を守りにすらいけないって後悔するよ。あれはセディアの中でかなり良い最期だったと思います。最終的に復縁EDとかあるんですかね。

【セディア×イシュト/イシュト×フェン】

 ミヅキ陛下に会いに行くのを引き止めたいイシュトが可哀想かわいいよ!
火那乃国舞台だからイシュトの出番はないだろうな~。あってもセディア×イシュト要素はないだろうな~と思ったらあったよ!
あとフェンの選択肢会話で「セディアについて」を選ぶとお互いの師匠自慢になっていてすごく可愛いです。
イシュト×フェン的にはもう一個の会話が良いですね。私もイシュトには幸せになって欲しいと思っていたのでプレイ中はフェンにうんうん同意していました。
是非イシュト×フェンEDでフェンが幸せにしてあげて下さい。もしくはセディア×イシュトを祝福してください(それは流石に複雑だよ)

【セディア&フェン】

 親子再会きたー! 千年王はいい仕事しますね。 てっきり最終まで引き延ばすのかと思っていました。
お兄ちゃんもですが、金髪ファミリーが並ぶときらっきらで「うおっ眩しい」となります。本当に、イシュトも言っていたけど三人再会する日が来ると良いですね。
まぁセディアは家族エンドになるよりもセディア&イシュト二人旅エンドとかの方がありそうですが。

【セディア&トウガ】

 共闘きたー! コンビだったら私が一番好きな恋敵ペア。でも一番安心してお互い背中を預けられそうですね。
私、セディアがフェンとミヅキ陛下をトウガに任せた時はビックリしました。ある意味で別の男に妻子の面倒任せたようなものじゃないですか。
この二人は二人である種の確固たる信頼がありますよね。特にセディアはトウガに対して敬意を持っている節があります。
えっ? 私はどちらかというとトウガ×セディア派だよ!(前の感想でも書いたどうでもいい主張)別に、リバでも良いよ!(だから聞いてないよ)

【カガリ×アカツキ】

 愛で世界を滅ぼす人がいれば愛で世界を救う人もいる。いやー怖いですね。エーヴリカのテーマってもしかしてそんな感じなのでしょうか。アダム(仮)もヤンデレくさかったし。
人間でありながら人間ではなく操り人形のように生きる定めだったインディナス・マイヤーの中で最初に発生したイレギュラーがアカツキさんだったのでしょう。
アカツキさんってば、見た目も相まってクールな天才タイプかな~とぼんやり思っていたのですが、かなり普通な人でしたね。むしろ情熱家でした。
そんな先入観のせいでアカツキさん受という事実にちょっとしたギャップ萌すら感じました。
カガリさんはカガリさんで素朴な良い人っぽくて、この遺伝子はずっといい男そうだなぁ。ところで、ミヅキの曽祖父カゲツ・シラヌイと守護役イツマがどんな人だったかちょっと気になりました。

【クレハ×アオイ】

 アオイ様策士! やだ~アオイ様ったら、ただ関係持ちたかったからうまいこと言い訳用意して抱かれたんですね。分かります!
アオイ様から感じるあの攻め攻めしさはなんだろう。私だけ? アカツキさん受と知って、ラストの二人のスチルとかもう余計にクレハ受にしか見えなくて困ったのも私だけでしょうか。

【ゼロ&レーゼ】

 レーゼ可哀想で可哀想で。はやくどうにかしてあげてください。

【デューク×フィシス】

 えーっと、ちゃんとコンビ扱いにするつもりが、私の趣味嗜好が抑えられずにこの結果に。
デュークが「フィシス」って呼ぶだけで萌えるという始末(みんなは偽名で呼ぶもんだからさー)ほら、マイナー好きの血が騒いで騒いで! 今回も美味しかったです!
でも、あの終わりだとデュークがどうなったか分からず仕舞いでしたね。
あの会話って、マリス先生やベアトリクスが一度死んでから再構成したから七賢者の楔から逃れたという方法を、自分にやって欲しいとデュークが依頼した、という解釈で良いのでしょうか?
相変わらずデュークは意味深なことを言うので、純粋に真相知りたい&過去の二人が気になるし萌えるという感情に苛まれます。
ちなみに「俺を置いていった」と言ったデュークのセリフがこのCPの一番の萌どころでした。それって、実はついていきたかったと受け取って良いんですよね!

【フェン×キリク】

 書き忘れていた! 相変わらずいちゃいちゃしていました。危うくお父様公認になりそうでしたね。良いと思います。アミュレット誤解というとしょんぼりしちゃうキリクが可愛かったです。



 そんな感じです。今回、いかにも死にそうだったミヅキ陛下もクレハも生きてたから、もしかして主要人物死んでトゥルーEDにたどり着く展開はないのでしょうか。マリス先生とか最後に死にそうなポジションにいるけど安心して良いのかなー。それと、アダム(仮)がヤンデレくさいのが気になってしょうがないです。
そういえば、シオウルがオリジン時代にジードに「嫉妬か?」と聞いてたのも気になるなー(自分のプレイメモ見直しつつ)今回、感想も挿入しつつ重要情報をメモしながらプレイしました。のちのちレビューするのに便利で良かったです。
あっ、メモ読み直すとAct.2で「千年王はマルディスらしいよ」って書いてあった。でも確定したのは今回でしたよね。
さーて、次回が楽しみだなー。やっぱセディアがライカさん家族愛って言ってたし、ライカさんギュスターヴのこと好きだったんじゃないかな。Act.2で「盲目の恋は父上そっくり」ってラザフォードがサイファに言ってたんですけど、セディアのことじゃあなさそうですもん。その辺も気になってしかたないんですよね。
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Re: No title

>またまたコメントありがとうございました!

こんなに共感していただいて嬉しいです。
ここでは、ぼっち故の心の声を垂れ流しているので同志な内容の長文は大歓迎です!

Act.1でもトウガとセディアの共闘ありましたね~。忘れていました。
でもあの時は目的が別々だったので、今回は同じ目的での共闘だったのが美味しいと思います。
カグヤはもう数年すれば上手くセツナを操れるようになりそうですね。
そうなったら本当にお似合いのパートナーになりそうです。

アオイ様攻め攻めしいに同意見とのコメント見て安心しました。
てっきり私の目がおかしいのかと(笑)

Act.4もきっと長文レビューすると思いますので、その時覚えていたら是非読んでやってください!

No title

以前Act.1&Act.2の感想にコメントさせていただいた者です。
ご丁寧な返信をいただき、ありがとうございました!
今回のAct.3の感想も、とても楽しく読ませていただきました。
共感するところが多くて、読みながら思わずうんうんと頷いてしまいました。

Act.2でもそうでしたが、今回のAct.3はBADエンドルートも切なくていいエピソードが多かったですね。
EP27(ED7)、EP28(ED8)辺りがとくにお気に入りです。
トウガさん~(ToT)先に逝くエンドも、一人生き残るエンドも、両方辛い…
最後まで漢らしい生き様を見せてくれました。
個人的にはトウガとセディアが共闘するEP29(ED9)も捨て難いです。
Act.1のBADルートでも共闘しますが、この二人の組み合わせは根底に互いへのリスペクトと信頼関係があるのがいいですね。
実は性格的には一番分かり合えるんじゃないかと思ってます。

セツナ×カグヤについても、とても同意します。
セツナはあんなにカグヤを思っているのに、結局そのカグヤを救うことができたのはフェンだったというのがやるせない…
セツナの闇の部分まで受け入れられるほど成長した今のカグヤとなら、幸せになれると思います。というか、幸せになって欲しいですね。

アオイ様の攻め攻めしさは私も感じました(笑)。
クレハを手玉にとりながら、きっちりセツナを使って保険をかけている辺り…本当に策士だなあと(汗)。
カグヤはアオイの若い頃に似ているとありましたが、カグヤも何だかんだでセツナを上手く操縦していきそうです。

Act.4は、トウガ×フェン個別EDはありそうですね。
いつもは結構気を張ってるのに、トウガの前だと、歳相応の甘えん坊になってしまうフェンが可愛いです。
トウガの方も、本当にフェンを大切にしているんだなぁというのが伝わってきます。
だからこそ手が出せない、そこがじれったくていいところなんですが。
Act.4で、その一線を踏み越えてしまうのか、非常に楽しみです(笑)。

調子に乗って、大変な長文になってしまい、失礼致しました。
またすばらしいレビューを楽しみにしています。
これからも応援していますので、頑張ってください。
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