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メランコリック・ドリィムタワー 感想

――憂鬱なる一つの搭と5人の自殺志願者の物語。

 同人全年齢ボーイズラブADV「メランコリック・ドリィムタワー」(銀灯) プレイしました。
 ダウンロードサイトGirl'sManiax(ガールズ・マニアックス)で525円で購入しました。安すぎます!
攻略キャラ5人+α(攻略キャラに女の子がいますが、物語上必須ではなく登場自体回避可能ですし、恋人EDとかもないです。でも是非彼女も攻略推奨です!)
CG84枚(差分抜き)、ED32種類(即BADも多いですが)、総プレイ数12時間前後(色んな意味でそれ以上かかった気が)で、話も面白いのに、パッケージ版もダウンロード版も525円とかお得すぎます!
この値段だったら買わせて失敗しても許せるだろうと思うので、遠慮なく人にススメようと思います。全年齢だし。
あらすじが好みそう&明るいラブラブハッピーエンドとかを求めなければたぶんがっかりしないと思います(※別にバッドエンドゲーとか鬱ゲーではないです)

<あらすじ>
 気が付くと主人公・篠崎一夜は搭がそびえる不思議な世界にいた。一夜はラグと名乗る不思議な人物に「搭に眠る囚われの姫を助けて欲しい」と言われる。搭には一夜と同じようにこの世界に呼ばれた4人の先住人がいた。
1Fには声帯と聴力をラグによって奪われた無口な青年「藤堂直人」2Fにはラグによって視力を奪われ傍観者の立場をとる「御影亨」3Fにはラグによって色力を奪われた明るい少年「秋山咲人」4Fには男性恐怖症で引きこもっている唯一の女の子「古賀瑠理香」
一夜は元の世界に戻るために彼らと共に姫について探っていく――。
一夜にははやく帰らなければならない理由があった。なぜなら一夜は、元の世界に戻って『自殺をしなければならない』のだからだ。集められた5人の自殺志願者と、姫と従者の憂鬱なる搭の物語。

 こう書くとファンタジーみたいですが、ゲーム内容も主題も現実(リアル)の物語です。
どちらかというとファンタジーというより幻想的と表記した方が相応しいと思います。
姫とは何者か。どうして救いを求めているのか。搭に呼ばれた彼らはどうして自殺しようとするのか。ラグとは何者か。そういうものを追っていきます。

<感想>
 『自殺』や『殺人』などが絡むので決して明るい話ではありません。でも暗い話って訳でもないと思います。
主人公の一夜が淡々とした性格な上に、透明感のあるストイックな作風と相まって、暗くなりすぎそうな物語のトーンを下げてくれました。
おかげで淡泊でいながら味わい深い作品に仕上がっていたと思います。
本当「これBLじゃないんじゃない?」と疑うぐらい後半になるまで何もそれっぽい要素なかったです。普通の面白い友情ゲー? でした。
しかし後半になるとちゃんとBLしていました。てっきりこの作風とBLってミスマッチなんじゃないかと思ってましたが、むしろ自殺という負の要素を背負った彼らと同性愛と言うマイノリティ要素はすこぶる相性が良かったです。

 搭の住人たちも基本的に優しいですし。(瑠理香が冷たいのはしょうがない)私、てっきりみんなもっと冷たい人(なんせ自殺志願者だし)かと思っていたのですが、一夜にすこぶる優しかったです。みんな良い人だしね! うん。まぁ基本は……。

 プレイしてみて思ったのは、思春期のアンニュイで危なっかしくて愚かしいのに、どこか懐かしくて心惹かれるものをゲームのテーマにしていたように感じました。
絶賛思春期中な方や多感な子供だった人にはたまらないゲームだと思います。
このゲームは、謎な部分が多くて、それだけをバラバラに考えていると頭の中が迷走しそうになりますが、本質的には『世間と自分のズレを認識してしまった者たちが自分の居場所をどう取り戻すか』って話なんですよ。
自分が他人とこうも違うと気づいてしまった登場人物たち。気付いてしまったせいで失ってしまったものを、そのまま放りだしてしまうのか。それとも、もう一度取り戻してみるのか――。
結局、失ったものは戻りません。それでも生きていこうとするなら、必死で見つけた居場所に(希望)に縋りつくしかしかないのです。
私は平穏な終幕のエンドでも完璧に幸せな未来が描けそうなものはどのエンドからも感じられないように見えました。でも生きるってそういうものですよね。不安定で苦しい中に、愛も優しさも希望も未来も存在するんですから。

<ゲームの流れ>
 ゲームは基本的に、R(帰還)ルートとT(塔)ルートに分かれています。そこから更に個別ルートに分かれる形式です。ただし塔の住人のうち瑠璃香だけはRルートしかありません。 また、この2ルート以外に真相ルート及びその派生ルートも存在します。

私は『咲人→藤堂→ラグ→真相→瑠璃香→御影→???』

 って順番で攻略しました。なかなか良い順番でプレイできたと思います。ルート制限があるので、混乱したくない人は説明書の『攻略について』を読むと良いです。 あとはエンディングリストと選択肢ごとのセーブでなんとかなると思います。ただ私は真相ルートがなかなかグッドエンドにたどり着けなかったので、公式の簡易攻略を見ました。(タイトル名と攻略で検索すると見れます)真相ルートだけは選択肢を公式で公開してくれています。真相ルートは難しいです。

<攻略順について>
 オススメ攻略順は、私のプレイ順が良いと思います(ただし瑠璃香はどこでプレイしてもOK)まず、真相ルートで咲人と藤堂のネタバレをしているので絶対に二人は真相より先にプレイした方が良いです!
また、咲人のことが一番他ルートでのネタバレ率が高いです。更に、藤堂Tルートは初回にプレイしても訳分かんないと思います。咲人Tルートを先にやっているとかろうじて分かる感じです。なので、咲人→藤堂→真相の順がオススメです。むしろ藤堂Tルートは後の方にとっといた方が理解できて良いかもしれません。

 あとラグに関しては、ラグ→真相→御影でちょっとずつ補完されていたかなーと思います。まぁラグは結局よくわからないのですが、真相より先にラグルートをやった方が良いと思います。
隠しルートは真相ルートの後に解放するのでそれ以降いつプレイしても良いと思いますが、私は彼のおかげでさっぱりした気分でゲームを終えられたので最後にプレイして良かったと思います。
※追記:全ルートRルート→Tルートの順でプレイした方が良いと思います。


<悪かったところ>
 このゲームはネタバレ回避の為でもあるのでしょうが、婉曲な物言いや、ぼかした表現、主語抜き会話が多くて分かり難いことが多々あります。
作中で御影が未完の美的な話をしていたと思うのですが、確かにあえて直接的に言ってしまわないからこその緊張感やら切なさもシーンによっていくつかあったと思います。が、ここは肝心なところだから説明してよ! という部分も多々見られたので、ちょっと引っかかりました。
私を置いてけぼりで、主人公も他キャラもばっちり理解しているとかひどいです~。

 あとは謎が全部明かされる訳ではないので、気になる人は気になるかもしれません。これはでも続編で分かるんじゃないかなーと思う箇所もあるので楽しみにしています。
たとえばラグの正体とか。それと、塔の住人たちは全員が集められたことに意味があるって云うのが、結局よく分からなくて――。
隆弘は自分を理解してくれるかもしれない人を集めたんだと思うのですが、それじゃあ一夜だけじゃだめな理由はなんだろう。作中で一夜の為にいるんじゃないかって話が出たし、隆弘の良心ってことで良いのかな。隆弘を理解できる人=世間からズレてしまった人。で、結局一夜も殺人事件の生き残りってことで世間からズレてしまっているので、一夜を理解して助けてあげて欲しいと言う隆弘の優しさだったんですかね。


<好きなキャラ>
 難しいな。みんな好きです。参考までに私の中の好感度はこんな感じ↓

一夜(改めて振り返ると最初から最後まで色々可哀そうすぎるので、誰か幸せにしてあげてください・急募)
咲人(可愛い! 良い子! 友人枠とてしても良い。文句なく大好きです!)
藤堂(スプリングメロウED3で私の心は傷つきました。本編だけだと真面目で優しかったです。なのにばかー! でも大好きー!)
ラグ(好きとか嫌いとかそういうこと言うべきキャラなのか???ラグはラグだよ!)
瑠理香(瑠理香かわいいよ瑠理香! 私の心の妹!)
御影(御影は御影という立ち位置で良いと思います。仲よくなりたいとは思わないけど好きです)
多田野(私の癒し。作中で一番良い奴。親友。大変お世話になったのでお礼に一夜あげたいです)
ネタバレの人(すっごい続編が楽しみです!)

――たぶん咲人と藤堂が他のキャラと比べて頭一つ分ぐらい私の好感度が高いと思われます。

<好きCP>
 まぁあれだ。スプリングメロウのことは一旦忘れよう。再プレイすれば目が覚めるかもしれない。
ってことで藤堂×一夜が好きです。殺伐CPも好きなので御影も良いと思います。
当然、多田野も外せません(一夜の幸福的な意味で)

<好きルート>
 咲人ルートはRもTも出来が良かったですね。盛り上がりもあって。一番好きです。
藤堂ルートも地味寄りだけど好きです。藤堂Tルートは2周目でぐっときました。

<好きED>
 断然、Rルート瑠理香グッドエンド1「終焉」が好きです! 思春期ゲーとして最高のEDでした。もうこれ見たときテンションダダ上がりでした! これが見たかったんだー!
Tルートだと御影グッドエンド2「玩具」が好きです。このゲームだとあんまりこういうEDないからイイですね。
BAD系だと、Tルート御影バッドエンド1「終幕」(このラグが好きでだな)、Rルート藤堂バッドエンド1「手紙」(これは切ない)とか好きです。

<続編について>
 このゲームには「スプリングメロウ」という藤堂Rルート後日談ゲームがあります。
第一回人気投票お礼ゲームでした。いつも通り(というかいつもより)内容が暗いです! 絵は明るいのに! 春なのに! あと本編で藤堂だけキスCGなかったのでそこを補完してくれたのは嬉しいけど、私のトラウマED3でしか回収できないCGなのがなんとも言えない気持ちにさせてくれます。
あと体験版2が前日談になっていて全部プレイした後に見るとニヤッとできました。他に、エイプリルフールゲームもあります。
そして、FDも兼ねた続編「パラレルワールド・インザドリィム」を制作中だそうです。あの人攻略できるって!
時間軸は「メランコリック・ドリィムタワー」開始時点より前にスタートで、このタイトルにあのあらすじを見れば、プレイ済だと「あぁ、そういう展開になるのかなー」となんとなく察せられます。しかし、「メランコリック・ドリィムタワー」を未プレイで、今後プレイする予定がある方は、ネタバレしているので続編の紹介ページは開かないように注意してください!


<総評>
 久しぶりに続きが気になって夢中でプレイできたゲームでした。楽しかった。
前々から女の子が攻略できる素敵な作品だと思っていましたが予想以上に面白かったです。
『幻想的』『思春期ゲー』『もの悲しい青春』『憂鬱な中の一途の希望』『手放しではないハッピーエンド』といったものに惹かれる人にオススメです。

↓ちなみにこちらがOPです。


以下、キャラ雑感&ルート感想(重要なネタバレは伏せていますが、書いても問題なさそうな他愛無いことは伏せていないので注意)



主人公「篠崎一夜」

 物事ははっきり白黒つけたい冷静主人公。ヘタレとか優柔不断とかじゃない子なので、快適にプレイできました。この作品でそんな性格の主人公だったら鬱々しすぎて投げてた気がします。
一夜は終わってみると恋愛ニートっぷりの方が気になりました。もっとぐいぐい行った方が良いよ。みんな、相手が相手だし。というか、あれだけの不幸っぷりの後に、恋愛ニートだった一夜が好きになる人が、男か男性恐怖症の女の子って、一夜の不幸の上塗りじゃあないですか。不憫ってもんじゃないよ。
そんなことを考えていたら可哀そうで可哀そうで仕方なくなりました。御影ルートと瑠理香ルートとスプリングメロウやったら「一夜幸せにしてくれても良いじゃん! 誰か幸せにしてよ!」って訴えたくなりました。
でも御影ルートと瑠理香ルートの一夜が好きです。ほら、一夜みたいな子が片思いしてるときゅんとする(御影は片思いとは違うけど)

1F「秋山咲人」咲人マジ良い子! 現実の容姿の方が好みだ! 可愛いよ咲人。ルートも一番良かったし! もっとみんな愛でるべき!

 色を愛する明るくて真っ直ぐな普通の少年です。実は咲人は自殺志願者ではないんですが、ルートによって――うん。
咲人は塔より現実の方のヴィジュアルが好みでした。いやー、一番好みじゃなさそうだから最初にプレイしたのに、咲人すっごい良かったです。ごめんね。塔の時は良い子だなーぐらいな印象でしたが、現実だと可愛い。現実の咲人って塔より大人っぽくてアンニュイな顔が多くてきゅんきゅんしました。
咲人ルートはRもTも抜群にいい出来でしたね。
あと終盤から一夜が唯一ぐいぐい押してるCPなのもポイント高いと思います。
咲人ルートの一夜が一番かっこよくて好きです。
あと瑠理香ルートの咲人マジ良い友人枠! 「応援する!」と言われたとき、なんか嬉しくなっちゃいました。
咲人みたいな友人欲しいなー。

<ネタバレ感想>
 咲人ルートは、一夜の屋上のキスが好きでした。咲人も言ってましたが、普段冷静沈着で衝動的な行動しない人がこういうことするとすこぶる萌えますね。終盤の一夜はかっこよかったなー。
Tルートは、切なくて良かったです。一夜をあんなにも一生懸命止めたからこそ咲人は自殺しちゃだめっていうのがツライですね。 この先頑張って生き続ける咲人を考えるのも心、が弱った時に気づいたら自殺してしまう咲人を妄想するのもきついです。心中エンド欲しかったなーとか不謹慎なこと思ってないよ。うん。しかし、隆弘を自殺で失い、一夜も自殺で亡くした咲人は本当に、悲壮ですよね。考えたくない。


1F「藤堂直人」くそー! 真面目で誠実で面倒臭い男! スプリングメロウED3は許さない! 絶対に許さないぞバカー! でも大好きー!(おい)

 最初は、良い人なんだけど重要そうなことを悪気なく握ってそうだなぁと思ったのですが、間違ってなかった!無口で人にあまり興味が持てない自己申告済みの暗くて面倒くさい男。喋ると案外フレンドリーです。ぼんやりしているので抜けているように見えてさらりと嘘つくような結構やっかいな人。御影ですら騙されたという。
とは言え本編中はむしろすっごく優しくて真面目で誠実な人のイメージの方が強いと思います。塔では咲人と一緒に一夜に対して献身的だからなぁ。
個人的に瑠璃香ルートの藤堂とか好きです。
「四階の子に惚れてるっ聞いた」←咲人は惚れてるとまでは言ってなかったのにあっさり言った(笑)
とか、君は何も知らなくて良いし何もやらなくて言いよって言ってきた時とか、全部分かっていると悪い気しないです。

<ネタバレ感想>

 藤堂Rルートは物語的に淡々としていましたね。でも約束渋ってた藤堂がそれを守ってくれるとは思わなかったのでうわぁってなりました。咲人と違って現実で会ったことのある二人。それも一夜にとって印象が良いとは言えない人。藤堂にとっても会わない方が一夜の為だと思ってたのに、約束を信じようとしてみたところとか感慨ひとしおでした。思い出した時の感動は咲人の時以上のものがありました。それも癖字だからどこかで見たら藤堂だって分かるだろうなぁという振りでこの流れとかすごく良かった。
しかもバッド1「手紙」が、ちゃんと思い出せたのに手遅れなもんだからうぁぁあああってなりましたよ。
あとは藤堂が男と付き合ったことあるというのがすごく気になります。そしてメールの破壊力が半端なかったです。これ→「卒業するまで手は出さない」
そもそも24×17歳とか美味しいです。ところで設定メモに藤堂と一夜が兄弟ってのがあったらしいですね。なにそれ、すごく良い。

 Tルートは二周目で感動したのですが、スプリングメロウのあとがきに「Tルートの藤堂は一夜を救いたいだけ」って書いてあってあれー? ってなりました。だって二周目の台詞はRルートの告白と同じだから同じ意味だと思ってたのにぃ。藤堂はほぼはじめから一夜にそういう意味で好意があったのがツボだったのですが、私の解釈間違いなのか……。
スプリングメロウといえば、塗りが明るくなったのにエンド3がトラウマものだった件について。
いや、エンド3だと塗り暗くなってたなぁ。あれはわざとだな。とにかく藤堂に裏切られて落ち込んだよ!そのあと「あのやろー!いつか絶対離れられないぐらいメロメロにしてやる!」と決意を固めました。そんな日がくるんかい!
あとスプリングメロウをプレイすると続編で藤堂が一夜に落ちる気がしない。隆弘生存していたら、あいつは絶対に気持ちを秘め続けてどんなにアタックしてもなびかないぞ。とか考えると隆弘→一夜→←藤堂のトライアングルが今から楽しみで仕方ないです。
兄弟三角関係萌える! あるよね。あって欲しい。無理か。


「ラグ」お前結局何者だよ! お前のルート短すぎるよ! 御影ルートのラグが一番人間臭くて好きです!
<ネタバレ感想>

 私が一番気になったのは、ラグと御影の類似性なんですよね。
ラグも御影も自分のルートで一夜を突き落している。ラグは御影のことを同属嫌悪と言ってるし、一夜も似ているとの感想を述べている。そして御影の伯父さんはラグの正体を知っていた。
どちらかというと、ラグって御影の伯父さんが作った存在なんじゃないかなーって思うんです。
空想がカタチになったとかそういう存在かなーって。
というのも、ラグに対して一夜が『前にもこんなやつと話した気がする』というモノローグを一番最初にしているんです。それって御影の伯父さんなんじゃ? だから御影とも似てるんじゃないだろうか。
そして搭がラグそのものだとするなら、人形展と雰囲気が似ているのは、ラグが伯父さんの創造物だからじゃないだろうか。御影ルートで道化師が姫に恋する人形展のテーマと今のこの状況が似ているって話もでましたよね。
ラグのコメントは『捻くれてる』というのは、考え過ぎという意味でなく、作り手が同じだから似てて当然っていう意味なんじゃないかなーと思ったんですけど。あんまり根拠ないですかね。
ともかく、ラグルートが短すぎて衝撃でした。なかなか面白かったのにもっと掘り下げようよ!
あと、Tルート御影バッド2のラグ良くないですか。一夜に執着する理由分かんないんですが、ラグが人間臭いと萌えますね。結局三つ巴の話なのかなーってこれ見て思いました。


2F「御影亨」Tルートうひょおお! Rルートの殺伐CPっぷりがたまらん! でも真相ルートが一番萌えたので個別ルートはもっとがっつり踏み込んで欲しかったです!

 最初は頭良くて一番まっとーな人に見えたものです。御影は共通Tルートだと一夜とぎすぎすしていたので、そこにちょっとときめいていた私は「でも御影ルートではギスギスしてないよねー」とか思いました。
まさかの作品一の殺伐カップルだったので驚きました。もちろん萌えました。こういうのも良いと思います。
御影は真相ルートが一番萌えたので、いざ個別ルートに入ってもそこはあまり掘り下げられなかったのが惜しいかなと思いました。一夜をからかって心底楽しそうな御影が好きです。からかった後の一夜曰わく気障な台詞とか聞くと、マジで言ってるんだなぁと思い微笑ましくなります(なっちゃだめだよ)
御影は続編でメイン級だそうなのでその辺を掘り下げてくれるんじゃないかなーとわくわくしているところです。

<ネタバレ感想>

 御影は制限かかっていると知っていたのに、ぜんぜんそうだと思い至らずにびっくりしました。この手のタイプの人が一夜だけに執着しているというのはすこぶる萌えると思います。
それにしても御影はすぐに自殺するので困りました。一夜に興味なくなったら生きる意味なくなってすぐ死ぬのに、死んでショックなのは一夜だっていうのが腹立ちますね。
御影Rルートとか最初プレイしたとき「このギスギスした緊張感はたまらんが、一夜が可哀想! 全然グッドエンドじゃないじゃないか!」と思ったのですが、サイトの後日談を読むと「そうか。御影を手放せない、ぐらぐらした一夜を見るのが御影にとっての生きる意味になるからあのエンドは御影にとってのグッドエンドだったんだな」と納得しました。

 ところで御影は隆弘と一夜が出会った人形展にいたんじゃないかなーと思うんですがどうでしょう。
ラグルートの暗闇で見た二人の人物のうち、手を引いていた方は御影の伯父さんだと思うんです(一夜が見たことある&人形展の光景&塔にいない人物)なら手を引かれてた方って御影なんじゃないかと疑ったことがあるんですが、まぁあれ姫の夢だから違うと思います。あの人に共感した=連れて行かれるビジョンなんだと思います。
ただ御影が一夜の夢を見ていたのは明確な理由がありそうなので人形展にいた説はありなんじゃないかと思いました。

御影Tルートは普通のBLゲームだとありそうだけど、このゲームだとなさそうなエンドって感じで良かったです。みんな良い人ばっかだからなー。
御影が一夜を自分の椅子に座らせるシーンが良いですね。
塔での御影は目が見えないから自由に動けないお人形さんみたいな皮肉的な姿だったので、御影が自分の席に座らせたのは、一夜をお人形席に座らせたって意味になるんですよね。だからこその「玩具」エンド。なんかエロそうなことになりそうなエンドでしたが、御影Rルートの後日談を読むと御影はそういうのは興味がなさそうだからエロいことは起きないんじゃないかと思います。


「古賀瑠理香」Rルートグッド1は最高です! 一番好きなEDかもしれません。瑠理香は搭の時が最高に容姿が好みで可愛いです。あぁああああこの不毛さがたまらん。

 瑠璃香は塔の中で唯一の女性住人。登場自体回避可能の女性攻略キャラです。私は元々男性向けゲーム好きだから気になんないせいもありますが、もうちょっと作品に頻出しても良かったと思います。彼女と恋人になったりする訳じゃないですし。
男性恐怖症で一夜のことはある理由から特に嫌っています。だから態度がいつも冷たいです。ただ思っていたよりとりつく島もないって感じではなかったです。発想とか言うこととか子供みたいでかわいい時があります。「あの人に女の人にしてもらえばいいです」って台詞がお気に入りです。瑠璃香かわいいなー。
断然塔の時のヴィジュアルが好みです。瑠璃香ルートは本流から外れているからこそ、良い具合に作品を補完していたと思います。特に人はなぜ死に急ぐのかという問いの別の回答になっていたように思います。断然瑠璃香ルートはグッド1が素晴らしい内容でした。一番好きなエンドです。
思春期の繊細で儚くて愚かしい一瞬の美しさがぐっとつまったエンドでした。

<ネタバレ感想>
 グッド1は、一夜が触れたいと思った彼女の手を最期の最期に触れられたシーンを見た時は、うわぁああと込み上げるものがありました。
長い目で見ればここで死のうなんて選択をとる二人は馬鹿だったかもしれません。
それでも長い人生を生きたとしても、一夜が彼女にあぁやって触れることは決してないんです。一夜が彼女の手を掴めたように、人はその時その瞬間に踏み外さなければ得られないものが確かにあって、だからこそこのエンドには稚拙な愚かさ以外の美しくて愛おしい感情を抱くのだと思います。
実は、心中エンドは咲人ルートやった時から「絶対に誰かのルートであるはず! 心中エンドこい! こい!」と思ってたぐらい楽しみにしていたので、まさかの瑠理香ルートだったので驚きました。
ちなみにグッド2は平和だけど一夜可哀想なのでやっぱグッド1が至上だと思います。


「多田野仁志」どのルートでも良い奴でお世話になりました! 多田野がいて良かったよぉお。癒しだよ、瑠理香ルートとか本当に申し訳ないよ! 真ルートとか御影ルートとかありがとう! 

 ふざけた言動が多い一夜の親友です。なぜか一夜の兄ぶります(主にネタ的意味で)が、一夜の方が誕生日がはやいのでむしろ多田野が年下です。年上のお姉さんに飼われるのが将来の夢だそうな。
そんでもって作中で一番良い奴でした。瑠璃香ルートグッド1が好きとか言って本当に申し訳なくなりました。御影ルートと瑠璃香ルートは多田野の電話に出れないエンドが心残りで仕方なかったです。多田野は物語の部外者の立ち位置なので最初はモブキャラ的な印象で眼中になかったのですが、どのルートでも深く立ち入らない気遣いをしてくれて、気がついたら作中の癒やしになっていました。親友枠って良いなー。多田野なら他と比べてわだかまりがないので一夜を幸せにしてくれることでしよう。一夜あげるなら彼にあげたいもんですね。

<ネタバレ感想>

 多田野のルートは最後にプレイしました。他のキャラは塔に捕らわれた一夜と同じ立場だったので同じものしか見れませんでしたが多田野ルートだと現実世界だとどうなっていたかが分かって良い補完になっていたと思います。多田野の唯一の欠点は踏み込み過ぎなかったことですが、まぁ気持ちがバレたくない故の必死な行為だったので分かります。
でも一夜はタイプ的にもっと踏み込んでも良い子だと思うの。あと、親友エンドと恋愛エンドがあって嬉しかったです。どっちも良いと思います。
瑠璃香ルートのグッド2も多田野的に良かったですよね~。1が1なだけに2はそのあと多田野ルートになれば良いよ。
ともかく最後にやって良かったです。気持ちよく終われました。


「ネタバレの人」

ネタバレ感想

 隆弘が続編で攻略できるよ! わーい!
御影と隆弘、橘兄弟、隆弘と咲人と一夜が友人というドリームが見られるんですよね!(わくわく)
特に一番最後を期待してるんだが(二人よりも三人できゃっきゃしている関係が好き)そんな明るいシーンはないか。
あと三角関係期待しているの私だけ? そういうのない? ないかなー。橘兄弟の三角関係あったらぜったいに面白いだろうに。絶対お兄ちゃん振り向いてくれねーよ。
本編中だと謎はまだまだ多い人ですね。ちなみに私の中ではヤンデレピュアっ子キャラってイメージでした。いや、たぶんもっと普通な子かと。
咲人Tルートだとなんで隆弘の望みが叶ったんだろう。一夜が何かしたからではなく別の要因によるってラグ言ってたけど。うーむ。まぁそれは置いておいて隆弘の一夜の呼び方が「篠崎さん」なのがなんだかツボでした。一個年下だもんね。藤堂の「篠崎くん」って呼び方も私なぜか好きなんですよね。
とにもかくにも続編楽しみです!


「なぜ彼らは自殺するのか―奪われたことについての理由―」
 最後に、書きたかったので搭の住人達が視力やら聴力やら奪われていた理由について考察です。

感想にも書きましたが、搭に住む彼らの共通点は『自分が世間からズレてしまった』と気付いてしまった人間です。だからこそ死体愛好家の殺人鬼の気持ちに共感してしまい『ズレ』に気付いてしまった隆弘が同種として招いたんだと思います。さて、ラグは自殺しないように大切なものを奪ったと言っていました。
なぜなら、その大切な物こそ彼らが自分のズレに気付いた原因だからです。
例えば色力を奪われた咲人。自分が見る色と人が見る色は同じものを見ているのに違ったように映る。ということに拘っていました。この認識は今まで誰も共感してくれなかったものであり、咲人が他者との隔絶を抱いた感覚だと思います。
つまり『世間と自分のズレ』に気付いた最初の理由なのです。
聴力と声帯を奪われた藤堂は音楽が好きだったが逃げていたと理解していましたし、視力を奪われた御影は人間と人形の区別がつかない人間でした。瑠理香は何も奪われていないように見えて、殻の変更=元の身体を奪われています。実の兄に性的乱暴を受けた彼女が世間からズレてしまったのは『身体』が原因なので、瑠理香も同様に奪われています。
このように大切な物こそ世間と自分を隔絶していたと気づかせた一番のツールだったので、ラグはそれを奪い。みんなは奪われていると言うのに取り戻そうなんて微塵も思わなかったし、むしろ安心して居たのだと思います。

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hawa

Author:hawa
二次元小説は男女(女男)CPかnotCPの健全ものです。
無断転載禁止。版権元、原作者とは一切関係がありません。
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