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Landreaall 1~23巻 感想&布教 すごい面白かった。老若男女万民にオススメファンタジー!

「Landreaall」おがきちか コミックZERO-SUM

 レンタの電子書籍でスタッフのオススメコーナーで見かけたときから「面白そうだな」と思っていましたが、予想以上に物語がしっかりしていて面白かったです。電子書籍である21巻まで読んだ後は、22巻と発売直前の23巻をドラマCD付き限定版をネットで速効予約したぐらい嵌ってました。
おかげで、感想記事長すぎて終わらないのでちょっとカットして強引に完成。

 少女漫画っぽい雰囲気(特に、主人公の妹がメインだと完全に少女漫画)ですが、
内容自体が男主人公の成長物語なので男性ウケも悪くないと思います(作者が、この漫画少女漫画です宣言してた)
すっごく丁寧に王道ファンタジー&成長物語&英雄譚を描いてます。
この漫画ナニヤリタイノー? 主人公全然成長シネーナ! 話が全然進マネー! という部分が一切ないので、サクサクテンポ好きの私はありがたい。本当、最近見るアニメ漫画上記の要素あるケース多くて……。

 伏線の貼りかたがちょっと独特だなーと思ったのは私だけですかね。
普通は、でっかいAの伏線、Bの伏線→回収、Cの伏線→回収、終盤にAの伏線回収みたいに、序盤の伏線が最後に回収される以外は、大体順番に回収されると思うんです。それか最後に全部回収。
ランドリの場合、入り組んでますからね。Aの伏線、Bの伏線→回収、Cの伏線、Dの伏線→回収、Eの伏線、Fの伏線、Dの伏線回収、Gの伏線、Cの伏線回収、Aの伏線回収って感じで、すっげー昔の伏線が、えっこの伏線やっとここで回収されちゃうんだ!? って感じで出てくるんで、ちょっとびっくりします。あと、一気読みしたから良いのですが、一巻ずつ読んでたら、読者は伏線忘れちゃってると思いますね(笑)

<あらすじ>
 主人公DXは、辺境の領主の息子なんですが王位継承権第四位を持っている。
父親は、革命の英雄である将軍で、母親は傭兵。
皇后の従兄弟だった父は継承権を返上して王城からは遠のいている。

 そういった環境のため、母親の影響力の方が強く、子供たちは騎士道? 権力? ナニソレオイシイノ? 状態で、すっかり傭兵気質な子に育っている。
主人公の妹なんか、身分的には深窓の姫君なのに、武道大好きでおよそ姫らしくない。自分でも認める山猿っぷり。

 最初はそんな感じで、当然王位なんか興味なかったDXなのですが、家を出て王立アカデミーに入り、未来の城を背負う子供たちとかかわっていくうちに、本当の権力の意味を理解して、王という存在は何なのか、と考えるようになっていく。

 この辺りの心情の変化が実に丁寧。巻数かけているだけあって、主人公だけでなく、周りを取り巻くキャラクターたちが、DXや友人たち、起こる事件と関わるうちに、どんどん変わっていく。自分が一体何者になりたいのかを理解していくのがとてもよかったです。

 まず主人公のキャラ設定が上手いです。最初から、学園編をやっていただけじゃあ、主人公の求心力(カリスマ性)に説得力がなかったと思います。
1巻から3巻までは、両親が封印した火竜を好きな女性を助けるために、打ち倒すサーガ・ストーリーになっています。
4巻から学園に入学するのですが、『王位継承権四位』『英雄の息子』『竜殺し』というとんでもないビックネームで主人公は学園に現れるわけです。

 で、この竜殺しというのが、概要を聞くとまるでロマンス・サーガのような英雄譚なわけですよ。
好きな人の為に竜を倒すなんて、夢みたいなことを実現してしまったDXは、他人から見たら夢を現実にする力を持っている確かな実像を持って現れた人物です。
だから、DXと関わった人たちは、夢は夢でしかないと諦めていた人も「夢は実現できるものだ」と思うようになる。
DXの場合、カリスマ性というよりも、まるで魔法使いみたいに見えちゃうんだと思います。
作中でも言っていたキャラがいましたが、DXは、どんなことでも言ったことは全部実行に移して現実にしてしまうように見える。

 そういった根拠があるキャラクターなので、主人公にきちんと魅力があって、周りの人物に評価されるのは読者にちゃんと共感できる訳です。
あと興味深いのは、時間経過的に半年も過ぎてなさそうなのに、緊急時に『DXがいたら……』と、学園の生徒たちに思わせたのは相当すごいことですよね。DXや他のキャラは「実際、DX(自分)がいてもそんな変わんなかっただろう。その場にいないからもっとうまくやってくれたんじゃないかと、不安を押し付けただけ」という、認識でしたが、ここは長年一緒に生活していたわけではないDXを、多くの人が頼ったことに驚くとこだと思う。
けど、なんかもうDXかいろいろすごいのはもはや、常識レベルになってるな。
まぁ、DXの場合、親や身分的にある程度高レベルなのは、当然だと思われてそうですしね。

 あるある設定ですが、DX全然そんなつもりがないのに、気が付いたら権力者のコネクションがどんどん増えてる流れもベタですが好きです。
本当、某国の公女に片思いされ、某国の公子と友人で、隣国のいずれ王様になるだろう人に貸し作り、王室御用達の商人&職人の息子と友達(お互い認めてないけど)だし、挙句の果てに王女に求婚されたし。
余所から見たら、DXの交友関係って確実に王位狙ってると思われるよ(笑)

 あと、良いなーと思ったのは、DXに対する周りの認識と対応。
本人その気ないのに「あいつは王になるべきだ! 才能ある!」って、言い出す展開はよくあると思うのですが、DXの場合、みんな「あいつ王とか騎士とか似合わない」って思ってる。
だというのに、「王に一番近いのはあいつだ」と言ったり、みんなDXが王になる可能性は十分あると思っているというのが面白い。これは、DXをはじめ、ランドリのキャラクターたちってみんな本人の意志を大事にしてくれる傾向にあるからだと思います。その辺、作風かなって思うので作者の性格なんだろうなぁ。
まぁ、DXは自分が嫌なことは死んでもやらないから、無理やり王にしようと押し付けても軽蔑されて逃げられるだけだもんな。扱いが難しい子だから。

<ざっくり主要キャラ紹介>
※ネタバレになりそうなので、後から出てくるような主要キャラは割愛しました(ディアとか)それと、ざっくり紹介なので、オズモおじさんとかカット!

「DX・ルッカフォート」
→主人公。アルトニア王国エカリープ領の公子。王位継承権四位。傭兵の母の影響で、貴族らしさは、ほぼない。重度のシスコンだが、本人は無自覚。
母に剣を、家に仕えている六甲の師匠からは、忍術・武道を習ったため、戦闘能力はかなりの高レベル。
自制心の強さから、無意識に自らにリミッターをつけている様子で、潜在能力はまだまだ図りきれない。
足音しない。本場のニンジャにも、同類かと勘違いされた。
普段は、ゆるーい。だいたい、なんでも一人で器用にこなせる。ハイスペック。行動力はずば抜けてある。
他人に何かを強制されるのは好きじゃない、個人主義の自由主義。
意外に、人見知りな面があるのは、自分でなんでもできちゃうタイプ&長男で、他人の頼り方(信頼)を知らないからだと思われる。竜創を持っている為、色んな人に狙われてたりする。

「イオン・ルッカフォート」
→主人公の妹。アルトニア王国エカリープ領の公女。DXと同じく、六甲の師匠から武術を習ってるため、兄に及ばずともかなりの強さ。
兄のシスコンっぷりに及ばずともブラコンの気のあるお兄ちゃん大好き娘。
武道大好き! 修行大好き! な為、淑女を育てる王立アカデミーの主義とは相いれない。
退学を避けるため、隠れて修行してる。色気よりも食い気。普段は、見た目も中身も山猿娘だが、着飾ると超可愛い。
DXは貴族らしさあまりない、だったが、彼女の場合政治面で一切王城貴族と関わらず育ったようで、もはや貴族らしさ皆無である。ただし憧れのカイルの前では淑女らしく見られたいらしく、しおらしくなる。

「六甲」
DXとイオンが幼少期に拾ったニンジャの子。二人の認識では家族。DXは、弟――のつもりでいたが、自分よりでかく育ったので複雑。現在は、DXとイオンの護衛をしている。
当初は命令じゃないと動くことが出来ない人だったが、少しずつ自分の意志というものを見せだしていく。
DXはイオンとくっついて欲しいようだが、今のところそういった感情を持つには至ってない様子。
普段は護衛の為「転气」という術で姿を隠している&無口なせいで、非常に影が薄い(笑)
ただし、DXにはその術は通用しない。

「リゲイン・ルッカフォート&ファレル・ルッカフォート」
→DXたちの父母。父は、先王妃ルクレイシアの従弟であり高第二位将軍の地位にいた、王国の革命の英雄。
また傭兵として妻であるファレル共に火竜を封印した物語は伝説となり、後のDXの恋と冒険に繋がる事になる。
現在は火竜で受けた傷と政治的ないざこざもあり、王位継承権と将軍の地位は返上して、田舎領主で満足している。

→母は、庶民出の傭兵。貴族や王城はあまり好きではない様子。夫とはラブラブ。身分を隠してたまに夫婦で傭兵している。非常に男らしい豪傑な性格をしていて、スカートの中に剣を隠して持ち歩いている。
嫁入り前に、王立アカデミーに入学したが、三か月で辞めた。その間に強烈な伝説を残して去って行ったため、貴族女性の間では彼女に憧れてる人も多いらしい。そして男性のトラウマに。

「アニューラス・バラライカ」
→愛称は、アンちゃん。当初、DXは自分のお見合い相手だと勘違いして逃げ回っていたが、実は――?
「私とあなたは離れられない運命なんですよ」
ある目的の為、DXを追っかけまわしていた。ちなみに性別は不明。
トラベルメーカーのDXの尻拭いに奔走して気苦労が絶えないが、好きでやってるのでお互い様である。

>学園関係者

「フィリップ・グレイ」
→通称・フィル。DXの初めての友達。外周長屋(貧民街)出身の為、王立アカデミーの貴族の令息たちと折り合いが悪く、見下されていた。口が悪く、昔は、今よりさらに捻くれた問題児だったが、DX達と出会ってからはすっかり常識人ポジションとして振り回されている。貴族の護衛をしてて死んだ父のこともあってか、護衛官目線で見ると問題ある主人であるDXの護衛をしている六甲には親近感の抱いているよう。イオンには気があるご様子。

「濤・竜胆」
→通称・リド。ウルファネアからの留学生の公子。DXのルームメイト。控えめで真面目で温和な性格。
カタナを持たすとDXと互角にやりあえるレベルの能力を持っている。

「五十四」
→リドの護衛のニンジャ。小さいけどでかい(※見た目は小さい巨乳24歳)
リドに対しては主人であると同時にまるで姉か母親のように接している。

「ライナス・カディス」
→王国屈指の大商家の息子。王宮御用達。自身もすでに商談をつけている根っからの商売人。金じゃないと動かない。
DXのことも当初、金になるかならないかで判断しており「俺は中立だ」と公言していた。
ルーディーの巻き起こした事件を切っ掛けに、少しずつ友情めいたものが生まれたらしく、傍から見るとお金は関係なくDXに肩入れしているように見える。ただし、ライナスはライナスなのであくまで友人でなく「商売人」として付き合っていくつもりらしい。DXに対して「死んだら竜創を譲る契約書」にサインを迫り、王になったらイオン(絶賛餌付け中)と結婚させろと言ったり、日々野望は尽きない。

「ルーディー・サレー」
→名門宝飾職人の息子でライナスの従兄弟。優れた細工師であるサレー家だが商才がない為、商談はカディス家に任せている。将来を見据えてライナスと組んで商売を始めている。
当初は、DXととある因縁があり嫌っていたが、大騒動が解決して和解。
女ったらしの女好き。性格は、芸術家らしいほわっとした浮世離れした部分と、ライナスの従兄弟らしい図太さを兼ね備えている。ジェムの特性を引き出す喚起の天恵を持っている。

「ティ・ティ (TT) ・トリッドリット」
→王位継承権15位の上位貴族。双子の妹トリクシーとの間に、念話・感応の天恵をもっている。
普段は能力安定の為太っているが、お見合いの時など痩せたら美少年&美少女。フィルは恩人であり、身分を超えた友情関係を築いている。
上位貴族としての義務と権利を良く弁えており、DXの仲間たちの中では頼れる相談役。
高い指揮官能力を持っている。

「カイル・タリーズ」
→古くからの騎士の家系に生まれ、正規の騎士団の訓練にも参加したことの或る優秀な騎士候補。
性格は真面目で爽やかで騎士らしくロマンチスト。女子生徒にモテモテで、彼のファンは『タリーズ・ガール』と呼ばれている。イオンの憧れの人。
妹のことで色々あってDXからは天敵のように思われているが、本人は学生生活における良いライバルだと思われている模様。また、リドともある誤解から最大のトラウマと思われてるが、本人はまったく気付いていない。
とても素敵なネタキャラである(人気投票もっと上でも良いのに)

<好きなキャラ>

 やっぱ、DXが一番好きです。私、不憫な子好きなので、その上主人公なのに美味しい目に合ってないとすっごく肩入れしちゃう判官びいき。DXの好きな子に対する対応が考えれば考える程泣けてくる。
人の気持ちって他人に強制できない領分って理解しているのはともかく、人の心は誰かの頑張りで動くものなんだよー。DXはもっと頑張って良いし、わがまま言って良いのになー。わがまま言っちゃダメな身分って分かりすぎるのもどうかと思う。ということで、DXに恋人出来たら連載終わるよ……とか作者さん悲しいこと言わんといて!!

 あと、ティティ大好き! アカデミー騎士団編の頑張りっぷりに墜ちた私。ティティは太っている時の方がかっこいい派! 作者はデブキャラ大好きなようで安心しました。

 それと、ライナス! 似たもの同士なんだなーとしみじみ思うDXとのコンビが好きだったりする。最新刊付近だと、ライナスもデレてきたなー。頑固で捻くれてるライナスが好きです。

 アンちゃんとカイルも好きです。アンちゃん最初女の人だと思ってたんですが、巻が進むたびに、見た目が男っぽい美形寄りに描かれてるような気がするし、やってること男っぽい気がしてきて、男かなーと思ってました。どうも、性別不詳キャラで押し通すようなので、性別は考えないことにした。

 カイルはネタキャラとしてあんなに輝いているのに人気無くて解せない。みんな、カイルのこともっと評価してやろうぜ!

<好きなコンビ>

 珍しくCPはないなー。イオンは、フィルか六甲とくっつくと思ってるけど。

「DXとライナス」上述しましたが、この二人の似た者同士のひねくれ者同士な友情関係が好きです。
あと、DX慰め会で、一生懸命慰めようとしているライナスが滑っている感じになってしまった(妹が悪い)シーンがツボでした。いやー、ライナスのデレって良いものだなー。

「イオンとライナス」こっちも好きだ。恋愛感情はないでしょうが、貴族の仲間入りのため、せっせとイオンに餌付けするライナス図式が好きです。でも、くっついても良い夫婦になりそうなので、私はありだと思います。奇跡的にライナスEDだったら、私は喜ぶぞ!

「イオンとカイル」こっちも恋愛感情は成立しないでしょうが(イオンの恋も本人は本気なんでしょうがやはりおままごと感覚に見えちゃうんですよね)、この二人って、騎士と姫としては理想の関係を築いているんですよね。
高貴な女性に命をかけるのは騎士の本分。女性が本物の女性になるためには恋は不可欠。
色々ありましたが、二人が本物の騎士と姫君になる為に、出会えてよかったんじゃないかなーと思います。

「アンちゃんと竜葵」これぞ悪友ですね。お兄様いじるの楽しみにしてるアンちゃんの悪い顔が好きです。
アンちゃん性別不詳のままでしょうが、本当、お母様の言うとおり女性だったら、お似合いの夫婦になりそうですね。

「DXとイオン」だって、シスコンブラコン兄妹だよ。好きに決まってるじゃん。ユージェニ姫に割って入って「兄は好きな人がいるんです」ってふくれっ面のイオンが最凶に可愛かったなー。巻末漫画の「だって私のお兄はお兄だけだもん」って混乱するイオンは可愛かったなー。イオンは主人公の妹だから良いんだよ。たぶん、イオンが主人公だったら、私苦手なキャラだったと思います。

「DXとディア」最初は入れる気なかったんですが、23巻読んだら、一気にパッションした。ごめん好きなCPありましたよー。だって、23巻の二人良くない? あぁやって自然に隣にいる風景見ちゃうと、どう考えてもお似合いじゃないかー(じったんばったん)
ディアも初登場時はミステリアスな正体の読めない子だったのに、だんだん生身の人間の顔が出てくると、私もディアのことどんどん身近に見えて好感持てちゃうんだもん。
ディアがさ、さっぱり意識してなきゃ私も諦めてたけど、DXが諦めたとたんに、ディアが意識しだすのがズルイ構成してるよ。イオン気づいてたよね。ディアに脈があること。心憎い展開だわー。これ、どうなるんだろう。ディアはまだまだ秘密があるし退場しそうにないのが、フラグといえなくもないのが悩ましい。

<好きな話>

→一番好きなのは、スピンドリル襲来事件(アカデミー騎士団編?)。騎士団はモンスター退治で遠のいている間に、学園に見たことない小型飛行モンスターの群れに襲われる。大人が頼れない中、生徒たちが、学園の防衛と、けが人や女子供の脱出作戦に乗り出すお話。防衛戦とか生徒しかいないとか燃えるじゃないですか。
しかも、この話のポイントは、上位貴族の子(将来の指揮官)、騎士候補生、庶民、とそれぞれの立場の子たちが、自分たちの立場や役割が大人になったらどんな責任を負うことになるのかを、この時に目の当たりにすることになって、みんな悔しい思いすることになった所が、よかったですね。
彼らは、十分評価される結果を残したと思うんです。それでも、結果で喜ばず、過程で気づかされた今の自分ではどうにもできないことを悔やんでいるのが、本当彼らの将来が楽しみで仕方なくなります。この事件で、国の未来を背負う子供たちがいい大人になれる方向性を手に入れられたと思います。今、挫折するのはいいことだ。

→挫折といえば、同時期にリドの国であれやこれやしてたDXですが、この時DXも最大の分岐点にいたと思います。
王になるであろう人に会って、べっこべこにやられて、ここでDXが見えてなかった王と権力の別の一面に気付く。
ここがDXの人生の岐路でしたよね。DX割となんでもできちゃう子だから、挫折を味わうのも良い。
悔しいって思うことも今まであんまりなかっただろおうし。この辺りの巻は、物語が好きというよりも変節の流れが好きです。

二番目に好きなのは、夏季休暇中のぶどうの話。こうやって書き出すと、この辺りの巻が私好きみたいですね。
13巻~17巻辺りかな? みんなの変化がよく分かる。
ぶどうの話は、あまりの内容に「ちょっと普通、幼少期のEPってほのぼの話じゃないの? ちょっとどころじゃくきついんですが……」いや、私は生理的にきついと思いましたが、物語の処理的に好きなのでありです。
ただ、生理的に駄目な人もいそうだなぁと思いました(それは仕方ないと思うけどな)
でこの話、ライナスとDXのちょっと捻くれた友情話がメインなのですが、いいですよね。私この話ですっかりこのコンビスキーになりました。

 ライナスが真っ先にぶどう取るのが良いんですよ。初見だと思いませんが、後にライナスの幼少期EPもとんでもねーしんどいEPだと分かるので、ライナスが平然とぶどう取るのに、とても納得できる。
更に、ライナスもDXも二人とも似た者同士だなって思えるのが良いですね。

で、このお話は結局、DXは誰かに甘えるってこと知らないんだなって思うとジタバタしたくなる。私は、この手の人生の幸薄いタイプに弱い。他人を幸せにして自分は幸せ放り投げるタイプに弱い。

 それにしても、ランドリの学生の精神的早熟っぷりは、みんな幼少期に悲惨な過去(トラウマ)あるせいだな、と悟りました。これレギュラーメンバー全員、幼少期悲惨EP持ちでも驚かないぞ。もう私は。
どうやら、作者はフィルの悲惨な過去を編集に語って「しんどい……」と言われたそうですね。
私が考えてもフィルは悲惨そうなので、この作者の脳内だときっとそれを凌駕してるようなつらい過去なんだろうな(悲壮顔)
 

 他に色々書いたのですが、割愛。最後に、ネタバレになるので追記で下記項目について書いておきます。

<ユージェニ姫の父親についての考察>





 彼女の父親に関しては、クレッサール編で明かされると思いますが、おそらく正解だと思う答えは、作中で読み取れます。 アン王女と彼女の父親との近親相姦の子だと思われます。

 リゲインの革命の真実の回想を振り返ると、精神を病んだ前王が自分の娘であるアン王女を死んだ妻と間違えているらしいことを証言。また、ベッドで自分を拒絶するのは、リゲインがいるからだ!と言います。
後に、リゲインはこの時点でアン王女が妊娠していたことに気づいていたそうです。
そして、アン王女が誰にも何も言わず王城から逃げ出したと告げられ、リゲインは王を殺害します。

 そうです。アン王女の妊娠というファクターを入れないで聞くと、信頼していた王と王女に裏切られたショックで殺害した流れに見えます。しかし、妊娠という事実を考えると、狂った父親に手込めにされて、妊娠したアン王女は誰にもその事実を知られないように去っていった。それに気づいた、リゲインは彼女の為に怒り王を殺したのです。

リゲインがユージェニ姫の扱いに困っているのはこのせいでしょう。つまり、事実を隠蔽し、アン王女と自分との子供と言えば、噂のあった二人ですので、世間は納得しアン王女の名誉は守られます。
DXは、私気づいてるんじゃないかと思ってたのですが、23巻読むと違うのかな?
だって、DXって父親に向かって「うちの子にするの?」
って聞いてたから、少なくともリゲインの子供じゃないけど、世間には自分の子供ってことにするの?って聞いてるんだと解釈したんだけどな。

 ユージェニ姫本人は恐らく知っているんじゃないかなと思います。だからこそ、アン王女が話したもっとも信頼する騎士であるリゲインに夢見て「この人が父親だったら良かったのに」と憧れたように思えます。
そうなると、初対面からDXとの結婚アプローチが熱烈だった理由は、母親が絶賛して語ったであろうリゲイン将軍を父親にしたいからという願望がユージェニ姫にはあるんじゃないかと推測します。
ユージェニ姫のお目当て、どう見てもDXよりパパの方だもんな。
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No title

>作中で読み取れます。 アン王女と彼女の父親との近親相姦の子だと思われます。

最新刊見てどうぞ。

Re: No title

>con様

はじめまして。
ランドリオール面白いですね。
私は電子書籍のオススメで奇跡的に知ったので、もっと知名度高くても良い作品だと思いました。
最近のNHKアニメクオリティ高い作品多いので、NHKでアニメにして貰いたいとかちょっと思っています。
(でも流血シーンあるから無理か)

伏線の貼りかた(そしてその量の多さ!)と回収が珍しい構成していて本当に面白いですよね。
書いた後読み直して、もっと上手にランドリの魅力伝えられたら……!
って思っていたので、お褒め戴いて嬉しかったです。

あっ単語間違っていましたか! 
一応、ネットとかで調べつつ書いたつもりでしたが、
見間違えとか勘違いとか私はアホなのでいっぱいあると思います。

良かったら修正しますので、間違っている部分を教えていただいても良いですか?
コメントありがとうございました。

No title

ランドリオール大好きです!
伏線の張り方がこんがらがっていてたのしいですよね!

伏線が回収されずに仲間内であーでもないこーでもないと
話すのも楽しいですが、ランドリオールは分かりやすく
伏線を教えてくれるのでスッキリします。

新刊が出るたびに前の巻を取り出して読むさまは
落ち着く間もなくDXにぐるぐるとまわされる感じですね~

面白さを人に伝えても上手く伝わらない感覚がすごくもどかしいのですが
この記事で上手く書かれていてうれしくなってしまいました。


単語がちょいちょい間違えていたのが気になったので
ちょろっとおしらせいたします。
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プロフィール

Author:hawa
二次元小説は男女(女男)CPかnotCPの健全ものです。
無断転載禁止。版権元、原作者とは一切関係がありません。
感想、コメントは歓迎。お返事します。※ただしお返事はあまりはやくないこともありますのでご了承ください。

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