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遊戯王ZEXALSS「棺桶」(ベクター+遊馬)

※息抜きに書いたらベクターいじめになった話。特に考えずに書いてて、そういえば花言葉何だったっけ? と調べて余計に「これはひどい」ってなった。本物のの遊馬とはたぶん違うから(震え声)ベクターの心象風景とかじゃないかな(必死のフォロー)





ベクターが見回してみると、そこは花畑だった。
赤、青、黄、緑、紫、白。

沢山の色彩が溢れていた。目の前を二匹の蝶が追いかけっこしていく。


あまりに長閑な景色に閉口していると、近くで遊馬が座り込んで何かをしていた。


「こんなところで何してるんですかねー、遊馬くん?」

ポケットに手をつっ込んだまま、ベクターは茶化した言い方で問いかけた。

「花輪をつくってるんだよ」

遊馬は自分の手元を見たまま目を上げずに答える。
確かにその手には、草花で結った花輪が出来上がりかけていた。

「そんなもんなんでつくるんだよ」

ベクターが知っている人間の知識だと、それは女子供がやる遊びなはずだった。

「だってお葬式だから」

「はっ。誰が死んだ。そいつはめでたい話だ」

むくむくと湧き上がる。他人への攻撃心。
それをベクターがカタチにする前に、遊馬の口が真実を告げた。

「ベクターのお葬式」

「今、なんて言いやがった」

「ベクターのおそうしき」

その口はうっそりと、悪趣味な単語を吐き出した。

「あぁ~? 葬式ぃ? 俺のぉ? それはあれか! 遠まわしに俺に死んでほしいって言ってるのか!! そうなのか、えぇ? ――っざけんなよテメェーーーー!!」

罵倒しながらベクターは、遊馬その背中を思いっきり蹴り飛ばそうとした。

ところが足は背中ではなく、別の何かにぶつかった。
ガラス製のその何かは、大きなケースのようだった。

ベクターは中身を見ようとした。
人がいるように見えた。

ガラスケースの中には、ベクターがいた。

それは正に『棺桶』と呼ぶに相応しい代物だった。

「なんだよこれは。意味分かんねぇ」

ベクターは舌打ちし、イライラと爪を噛んだ。

「ベクターじゃないって言うなら、じゃあこいつは真月かな?」

いつの間にか、ガラスの棺の横には遊馬がいて、そんなことを言ってきた。

「あぁ。俺じゃねーからな。真月で良いぜ。そんなやつは使い捨ての道具だからな。死んでも困んねーよ。分身とかならいくつでも生み出せるしよぉ」

ベクターは嘲って答えると、遊馬はゆっくりと彼の元にやってきた。

目の前に立った遊馬は、花開くような笑顔だった。
手元には完成した花輪がある。

「じゃあやっぱり、死んだのはお前なんだね」

白い小さなシロツメクサで結われたその花輪を、
遊馬はベクターの首にかけた。
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