パラレルワールド・インザドリィム 総評

――さあ、帰りましょう、現実(パラレル)へ。

同人全年齢ボーイズラブADV「パラレルワールド・インザドリィム」(銀灯)全部クリアしました。
こちら前作「メランコリック・ドリィムタワー」の続編となっております。前作レビュー→今作、走り書き感想→ パラドリ世界に関する考察(※ネタバレ注意)→

 「DLsite.com」で1,080円で購入いたしました(今気付いたけど前と違うサイトでDL購入してた)
前作が、525円という安すぎたお値段だったので、安心するお高くないお値段になりました(アンケート結果反映したと思われます。私も安いって答えましたし)
前作の方がボリュームもCGも多かったのですが、一作目を安くして間口広くすれば2作目は同人ソフト価格なら各段に気にせず買うと思うので、こういうやり方も良いかもしれないなーと思いました。

<あらすじ>
9月23日。誕生日を迎えた篠崎一夜の手元に届いた一通のメール。
『Happybirthday.
       もしも運命を切り開く自信があるのなら、
                   一度だけその権利をあげよう』

『unknown』と名乗る正体不明の差出人からの謎のメール。
そして出会うのは『unknown』の知り合いだと名乗る二人の少年。

――逃げ出した青い鳥を再び捕まえられるのかは一夜次第だ。

意味深なことを告げる二人の少年たち。
更には町中で会った事のないはずの人間に名前を言い当てられるが、当人も理由が分からないという。
次第に感じる違和感。

それは、現実という名のパラレル。

 前作をプレイした方なら「ふぁ! 9月23日!?」と驚かれるかと思いますが、いったいどういうことになっているのかは、プレイしてお確かめください(ネタバレはいけない)
これは前作では叶わなかった結末を掴み取るために紡がれた、隆弘と一夜のための物語です。
そうです。9月23日がスタートなので、今作は隆弘が攻略できます!(感動)

 いやー、副読本読んでると『青い鳥』というキーワードは誰かを想起させますね(作中でも示唆してたっけ?)←副読本掘り返したらそんなこと書いてなかったので、ブログかなんかで見たのかなー?
一夜がイメージでしたねー(意味深) 青い鳥の争奪戦の物語です。でももともと一夜の為にプレゼントされた青い鳥です。
それをどうするかは一夜(プレイヤー)次第だというゲームシナリオになっています。

 そしてこの作品は、続編(ほぼ本編補完用のFD)なので、「メランコリック・ドリィムタワー」のネタバレしかないです! そもそもパラドリのHP見るだけでも前作のネタバレになるので、「メランコリック・ドリィムタワー」プレイ予定の方は、パラドリのHPや情報は一切見ないようにお気を付けください!
先にパラドリやってもネタバレされた挙句にもろもろ理解できないと思うので、もったいないです!!

<感想>

 最初は前作で隠されていた真実をわざわざ再確認していく作業が、新鮮味がなくて若干退屈に思われたのですが、各人のエンドを見ていくと、どのキャラも前作とは考えや行動が変わったりしているし、前作とは真逆の内容のエンドになる人もいて、感慨深い思いと新たな発見に心躍りました。
前作はあまりに一夜が未来で幸せになれなさそうなエンドが多かったので、今作は、一夜自身がそんな結末になる運命を変えたのが爽快でしたね。幸せってやっぱり自分で掴むもんなんだな。

 個人的に、パラドリの御影ED見れただけでも買う価値あったぐらい、前作の御影EDに対する不満を最高のカタルシスに変えてくれたのは大きかったです! スプリングメロウでやらかした挙句に、続編の設定だと難攻不落だと思ってた直人もこうなるとは予想外だったし。前作の瑠璃香ED好きとして彼女は嬉しいEDだったし。隆弘もは隆弘の設定上、不安と期待がぐるぐるだったのに、蓋を空けたらあんなEDになるとは目の鱗だったし。良い意味で予想外で楽しかった!

 いやー、前作の補完としては完璧でした! 「ここ、こうして欲しかった!」と「前作のここが好きだった!」が、私がプレイした限りほぼ網羅して補完してくれたので、ありがとう! 本当にこの続編作ってくださってありがとうございます! 
相変わらず、完全な明るいハッピーEDみたいな雰囲気は感じられませんが、前作よりも希望が多いEDが多かったですね。というか、一夜が経験値積んで吹っ切れてる気がする。一夜が良いならプレイヤーもそれで良いよEDが多かったです。
前作は、抽象的な表現が本当に多くて、隠されてる謎や暗喩がひじょーに分かりにくかったのですが、今作は比較的分かりやすくなってました。今、前作やれば分からなかった諸々(特に隆弘関連)が分かると思います。
また別記事で前作の再プレイ感想考察載せようと思います。

 不満があるとすれば、咲人ルートの咲人が違うキャラのインパクトに負けてるところと、相変わらず短いラグルートと、小夜ちゃんと城崎さんルートおまけ過ぎてあまり必要じゃないような?(というか女性陣もっとボリュームカモン!) と、御影の心中EDが今回もなかったこと(最後は個人的な趣味だ)あと、もっとパラドリ時間軸の後日談とか番外編見たいです!(ただの欲望)

 FD的な続編って基本的に本編ありきで、あくまでFDとしての評価になってしまいがちですが、このゲームの場合むしろプレイして満足度上がったので、シリーズ全体の評価が上がりました。

 ちなみに、キャラクターの出番は前作と反比例するように意識して作られているようですね。
前作出ずっぱりのラグは、ほとんど出てませんでしたし、人気投票とかで色々優遇されてた直人さんはメインキャラで(女性陣除く)一番他ルートの出番少ないです。
逆に、前作で出れなかった隆弘は公式宣言通りのメインです。他ルートでも出ずっぱりでした。そして前作搭メンバーじゃないせいで出番が少なかった多田野は、今作は現実世界ですので、同じく出ずっぱりでした。もはや隆弘の次にメイン扱いのキャラでした。また、前作いまいち掘り下げ足りなかった御影も今作はメインでしたね。搭よりいっぱいお話できました。前作だと一夜って咲人と直人さんと一緒にいるイメージ強かったしなー。

<攻略順について>

 まずは公式ブログに攻略の手引き&推奨順があるので、そちらをご参照ください。

 私は推奨順を参考に『瑠璃香→城崎→咲人→直人→ラグ→御影→小夜→多田野→隆弘』って順番になりました。なかなか良い順だったと思います。

 本当は前作と同じような順番にしようと咲人ルート一番最初に行くつもりが、体験版と違う選択肢を選ぼう&瑠璃香無視できない! 精神で初っ端が瑠璃香ルートという。
前作は順番大事でしたが、今作はネタバレなら前作で済んでるのでそんなに気にしなくてOKです。
唯一気にするべきは、一周目に攻略制限かかってる多田野・ラグルート。プレイしてみると制限した理由は、咲人ルートの某EDの演出の為だと思われます。つまり、多田野・ラグルートは、咲人ルートよりあとにプレイした方が、咲人のあるEDで驚けて楽しめると思います。
あとは、公式で隆弘ラスト推奨されてますので、念頭に入れておくべきかな。良い感じにグランドエンドを迎えられると思います。個人的に多田野→隆弘って順番面白かったので(先に多田野ルートやってると隆弘ルートの選択肢の引っかけに合う)、ラストにこの順はオススメ。でも作者は多田野→ラグって想定してたっぽいかな。あと御影もTRUEが制限かかってるらしいです(後に回したので解放要因は分かりませんが)

 あと、昔にプレイした人は色々忘れていると思うので復習した方がいいかもしれません。とりあえずは咲人、直人(この二人だけ前作本人ルート派生だからなぁ)と真相ルートを再プレイすべきですかね。

<好きキャラ(というか好感度上がったキャラ)>

 前作は、私直人さんスキーだったじゃないですか(前作レビュー参照)あと咲人。
勿論今作でも好きですけど、今回別キャラがメインだったので、そっちに心奪われっぱなしでした。

うん。まさか多田野にこんなどっぷり落ちるとは思わなかった!

【多田野】
 私彼のこと前作だと、いっちゃん幸せに出来る希少な人だから好きだったんです。でも今作だと、全ルート一夜のこと恋愛感情持っている設定だった(前作やった時は違うと思ってた)挙げ句の果てに、あの多田野ルートですよ。他ルートでも色々分かってて一夜の手助け無言でしてくれるからたまったもんじゃないです。隆弘ルートの多田野とか一夜のこと好き過ぎてみてる方がやばかった。
おまけに今回、いつも自分の気持ち抑えてる多田野が、ルートだと余裕なくなってること多いのがまた!(不審者見たって嘘だと分かってるのに不安で教室で待っちゃう多田野がトドメだったよ)
一夜の為じゃなくて、多田野の為に幸せになって欲しい。具体的に言うと、多田野の為に一夜さん長生きして下さい(今作もその点、多田野は不憫な役回りでした)多田野が今作かなりのメインだったのは、前作影で頑張ったからだったようなので(作者コメント)多田野は努力が報われて良かったね(感動)

 ちなみに前作よりも今作で好感度上がったキャラ挙げると、ぶっちぎりで好きになった多田野の他に一夜、御影、隆弘辺りかな。

【隆弘】
 隆弘は前作出番なかったから好感度上がって当たり前ですね。なんかイメージと違って薄幸の美少年的なキャラだったような気もするし、やっぱり変わった人だった気もする。
御影相手とかの毒っぷりが好きだ。兄弟のやりとりも好きだ。あと予想外の多田野との関係が面白かったです。
御影といえば隆弘の「あっストーカー!」「君に言われたくない」は笑った。おい同類共。隆弘ってたぶん御影の相手にならないんだろうなーと思うと悲しいような笑えるような(ひどい)直人とか多田野だと御影の会話についていけるんだけどなー。
ともかく、振り返ると、芸術家らしい多面性ある子だったかな。とにかく最初から最後まで一途で健気だった。良い子すぎてヤンデレには成りきれなかった子だったね!(私前作のレビューで隆弘のことピュアヤンデレなイメージとか書いてた)
立ち絵で一回だけ満面の笑み挟まれたときは「ふぉおおお」ってなった。ずるい演出だなぁ! パラドリを終えると、隆弘と一夜が出会ったのは運命だったなって思わざる得ない。このシリーズは結局二人の物語だったよ(しみじみ)

【一夜】
 一夜は前作だと、もっとぐいぐい踏み込めば良いのに! 鈍いのに空気読んだらとことん読んでくれちゃう性格と恋愛ニートキャラのせいで、前作は、自分から幸せ逃してたのが気になってたので、今作は、ずかずか行ってくれてありがたかったです。直人とかあいつも悪いけで前作みたいな一夜だと相性悪いから幸薄かったんだと思う。だから今回は、直人、御影、隆弘ルートとか特に一夜が自分の望み押し通せたエンドが良かったです。一夜もやっと報われた!
ちなみに前作だとストーカーに気づかない一夜に突っ込み入れたかったのですが、今作だと「害がなければ良い」とか言われたので、この子ストーカーされ慣れてるわー。だからあんま気にしてないわーと、察した。多田野の過去の言動考えるに、きっと年上女性とかにストーカーされたことあるんだろうね。
あと私前作のレビュー見て、一夜のことなんにも分かってなかったと気づいた。この子、あの事件の前からから普通じゃない! 他の半数のキャラ同様、御影の伯父さんに会い。空の向こうの人の話を聞いた時から普通とは感覚狂わされたんだろうな。
その旨を今作きっぱり明言して、本人自覚済みでした。だから私、一番安泰の多田野ルートですら一夜は普通の人より長生きはしなさそうだなと思う今日この頃。そういう子だから悲壮感はあまりないな。
しかし改めて考えると、パラドリで多田野と同じぐらいたまらなかった(萌えた)のは、御影EDと隆弘ED選んじゃう一夜だったかもしれない。

【御影】
 御影は前作と変わったと思う。本人は「何も変わらない」と一夜に言ってたけど、前作だったら隆弘ルートの御影みたいな展開絶対なかったじゃないですか。そしてああやって一夜と交流した後に「今だったらあんなことはしなかった」って言うんですよ。なんかもう、どうしてそんなこと言うんだって思っちゃったよ。
一夜との交流って思ってたより御影にとって大きかったんだなと思った。
昔より御影に人間味が出て身近に感じるようになりました。なんかそう考えると、御影ルート後の御影がすごく気になってきたなー。じわじわ御影萌えしてきた。そもそも搭より現実の御影の方が私好みだったから、その分パラドリで好感度上がってるかも。
なんかさー、御影って一夜と交流すればするほど一夜のこと好きになるんじゃないかなって気がしてきた。パラドリの変化を見るに、あの人はもっと好きになる余地がある気がしてきて、なんともいえない気分になっている。

<ついでに他キャラ雑感(みんな好きだよ! 好きだよ!)>

【咲人】
 咲人は今回も可愛いし、今作は隆弘とか多田野とか一夜で友達関係築けて嬉しかった。私の予想通り咲人と多田野はノリが合うコンビだった。
だが咲人ルートは、隆弘と多田野に出番とインパクト食われたのが残念でした(お前ら自重しろ。いや隆弘はしょうがないね)座ってる一夜の隣に寄って来る咲人が可愛いくてお気に入りのシーンです。

 そろそろ咲人のこと考える余裕ができてきたので、考えていたんですが、彼は前作「3人でこうやって仲良くしたかった」的なこと言ってたんですよね。私、パラドリは咲人が初回だったせいで、隆弘の肩思いっきり持ってましたが、それで隆弘に「名前呼ばなきゃ良かったのに」って言われるのは咲人ショックだよな、と今さら悲しくなってきた。
咲人ルートは友情がテーマだったな。地味に、多田野と一夜の友情についても描かれてるんですよね。
隆弘と多田野が出過ぎとか書いてるけど、恋愛比重が重くなかっただけで、話自体は人間関係面の考察ができて面白かったな。ちなみに立場としては、咲人と多田野、隆弘と一夜って同じような立場にいるのに、この二組って不思議と似てないんだよね。うーん。タイプで分けるなら同系統なのに似てるとは思わないなー。むしろ多田野と隆弘は似てると思う。

【直人】
 相変わらず私好きなんですが、今作メインキャラで一番出番少ないせいで、後半プレイしたメイン爆弾級のキャラに印象打ち消されました。直人ルートは、一夜と隆弘が直人さんに厳しくてすっきりしました!(愛ある恨み)
あっ、でも振り返ると、やっぱ美味しいよこの人。私、一夜がベッドで寝てて隆弘帰ってきて「えっ?」ってなるシーンが好き。「トラウマの再来かと思った……」ってやつ。あれ、一夜はともかく直人さんは隆弘がどんな気持ちになるか分かってただろう! だから、ルート初期はふつうな態度だったのに、だんだん隆弘が辛辣になっていくんだよ(イライラしだしていてツボでした)あと、直人さんに拒絶される時は、昔はショックだったのに今作だと「うん。むしろ待ってた。これでこそお前だ!」って逆にしっくりきた。彼には拒絶されてなんぼだよね。ある意味一定距離超えたってタイマーだしな。
難易度高い系男子が好きなせいか、身構えすぎたせいか、今作はそんなに逃げられなくて逆に肩透かしでした。
あとは「恋人かと思った」と言われるシーンも好きだ。あの人、元恋人のこと知ってるだろう。そして、年下に口実作ってもらう直人さん。わーい情けない。
あと彼はカニステルのメールが忘れられません。あの扱いの悪さは笑う。「怒ってはいない」って一夜判断してるけど、私は絶対直人さん怒ってたと思うよ。あんなに相性悪い人いるとは思わなかった。彼はうそつき嫌いなんだろうか。

【瑠璃香&城崎】
 瑠璃香はともかく、城崎さん印象ちょっと悪くなったよ! だって私瑠璃香贔屓だから彼女追い詰めるの止めて欲しいな。悪い人じゃないけどね。
今回、瑠璃香ちょっと可哀想だったけど、一夜にちょっと優しかったEDがあって瑠璃香大好きだー!(衝動的な叫び)

【ラグ】
 前作と違って出番ほぼないからなー。前作も得に好きなキャラだった訳じゃないですが(ひどい)
まぁラグも一夜大好きだしな(理由が理由だけど)

【小夜】
 小夜ちゃん可愛いよ小夜ちゃん。あの年頃で、素直でお兄ちゃん大好きっ子とか最高ですね。もっと兄妹エピソード盛り込んでも良かったのに。兄妹きゃっきゃふふふルート見たかったよ!(おい、ゲーム主旨どうした)

<好きCP>

 まぁ、今作のせいで多田野×一夜が断トツになってしまったわけですよ。
もう多田野ずるい! この組合わせの何がずるいって、明るい未来があるED。変人ホイホイ的な変わった理由で一夜に惹かれた他キャラと違って、まっとーな感覚で恋に落ちた多田野。ひとりだけ役得(関係の進み具合が)だった多田野。
恋人になろうが、根底に『親友』って絆がある二人。隆弘ルートで一夜が「(海外行って)離れてもお前と縁が切れる気がしない」って言ってたのがたまらんかったです。
搭のメンバーは死に憑りつかれてたからこそ、特異な一夜に惹かれる理由があるんだけど、もっとも死とは無縁で自殺とか絶対しない多田野がそんな一夜を好きなのがこのCP最大の萌えどころだと思う。好きになる理由がないのに好きなのが良いの。中学時代の雨宿りの描写がめっちゃ良かったですね。私、ああいうの大好き。

 あと、隆弘だよね。だってもうプレイしたらこの二人の組み合わせ答えない訳には行けないよね。
ところで、前作も今作も咲人相手だと一夜攻めに見えるけど、パラドリの隆弘ルートも一夜攻めに見えてしょうがないのですが、これどう判断すれば良いんだろう。隆弘は、たぶん、逆なんだと、思うけど。そもそも表記見ると全部一夜受けでいいのかもしれない。……全年齢だから考えなくていっか(思考投げた)

 直人×一夜も相変わらず好きだよ。この二人見てると、そわそわしちゃう。直人さん良い意味でも悪い意味でもすぐにやらかすからなー。今作も心臓に悪かったです。年の差あるからねー。24歳×17歳とか字面だけでときめく(前も言ったよ)直人ルートは前作の美味しい小ネタよく挟んでて嬉しかったな。そういえば、直人さんも実は一夜に落ちた理由変人たちとは違ったイレギュラーなんですよね。というか、前作と今作見て思ったんですが。この二人って、純粋にお互い好みだっただけなんじゃ……という気がしてならない。わぁ。隆弘的に一番不憫な理由だ。
あっそうか。この二人出会うタイミングが最悪だっただけで、普通に会ってたら普通のBLCPになってたんじゃないか。

 前書かなかったのですが、今作改めて思った。一夜→瑠璃香本当に大好き。
一夜が瑠璃香好きなのがたまらなく好きだ。あれだけ変人に執着されまくってる冷静で淡泊な性格の子が、女の子に叶わない恋をするのがたまらない(これは前のレビューにも書いたけど)隆弘に嫉妬してる一夜にえらい萌えました。
男性向けとか女性向けのNLゲームじゃこういう関係とかストーリーにならないだろうな、と思うところが本当に好きだなぁ瑠璃香も瑠璃香ルートも。

 ちなみに御影×一夜は、今作で関係性として一つの完成を見せたので、逆にCP萌えとか吹っ飛んだ。そんなもんいらん。もうこの二人にこれ以上の発展いらないから、もうこれが至高だと思う。

<好きルート>

 ルートだったら、多田野と直人さん。
癒しを求めた多田野ルートは予想外でしたね。まさか多田野でこんなに混乱させられるとは思いませんでした。前作知らない人は多田野ルート最初にプレイすると、情報に踊らされてハラハラ出来そうだなと思いました。

 直人ルートは、家族のお話だったので純粋にお話が面白かったです。話のメインテーマが良かったですね。
そして前作より面倒くさい男じゃなくなった(驚愕)
あとさぁ。私今回やって、直人さんの行動理念の根底(というか前提)に『責任』があると知って(しかもその責任は幸薄い家族関係のせいだし)ようやく同じ目線で彼のこと見ることが出来た。というか、同情した。
mdtの時は一夜に共感してたけど、パラドリやったら私の年齢のせいか、直人さんしんどいよねーってつくづく思い知った。
そもそも、隆弘が遠まわしに「今の俺は直人にとって重いでしょ?」って言ってるシーンの後に、一夜に「篠崎君には俺は大人に見えるかもしれないけど、自分のこと子供だって思うって」愚痴ってる時点で、責任のキャパオーバーで完全に参ってるんですよね。それなのにTRUEで、守れなかった大事な弟を兄としての責任と一夜を奪ってしまった責任を取って殺すとか神様(ラグ)は直人さんに、あまりに厳しいと思います!
私、書き忘れてたけど、直人ルートのこのクライマックスシーンが、実は一番残酷というかきついことだと思ったもん。
はぁ。だから私、直人さんには愛ある恨みあったけど、今となっては同情心と共感が溢れてやまない(考えると落ち込む)

<好きED>

断トツで御影EDでしたねー!

御影TRUE過ちて、」(前作だと、御影は満足かもしれないけど一夜はどう考えてもBADだったじゃないですか。というEDに対する不満を今回粉砕した! 一夜の逆転勝利エンドに「やった! やっと御影に勝った!」(※そういうゲームじゃありません)と感激しました。これを待ち望んでいたんだよ私は! おめでとういっちゃん! このEDの一夜と隆弘の会話がツボでした。御影と対峙する隆弘もすげー良いけど(「篠崎さん助けてくれてありがとう」が心にぐっさりだったよ)一夜の「それだと俺に興味なくなっちゃうじゃん」的な台詞に心射抜かれました。本当、御影に執着する一夜って前作からたまらんなー。瑠璃香と御影はそういう点いつも美味しい立場だ)

多田野TRUEHappy birthday 21st」(タイトルだけでたまらんぞ。おい。後日談がズールーい。多田野特別枠じゃないですか! 多田野だけは未来が明るいから後日談とか続きすっごい見たくなるんだよな)

隆弘TRUEParallelworld in the dream」(あれ意外に低くなった。今作のメインエンド。だってエクストラの内容が「えっ!?」だったせいで。でも隆弘エンドは本当にやっとこの物語が報われた気がして余韻半端ない。一夜さんまじ尊敬します)

ETC BADようそこ、パラレルワールドへ」(これエクストラのBADだと思い込んでて教えてもらうまで行き方分からなかったです。でも、この作品の核心を描いた象徴的なEDでしたね。すごく面白かった。これが最後に見たEDで良かったです)

 あと、前作の瑠璃香心中エンド好きとして、今作の瑠璃香TRUEは満足でした。まさかあんな希望あるエンドになるとは。あと、ラグBADThe end loves person.」も好きです。あの人が出るし。あの人のBGM好きです。あれだけの変人をほいほいしちゃった一夜のルーツだなって改めて思いました。たぶん、一夜みたいな人はラグルート辿るのがある意味正当なのかも。でもラグルートいつも短すぎる。

 多田野好きとしてこれも挙げておこう、咲人BAD1sorry」これ見て、多田野ルートがものすごく楽しみになりました。というか咲人のルートは隆弘と多田野のインパクトが大きすぎる。

 改めて思ったけど、御影EDと隆弘ED素晴らしい。何が素晴らしいかというと、二人は一夜にしか救えないけど、一夜からすれば救う義理ないんですよ。おまけに二人とも一夜と出会う前にやらかして終わらせちゃったから、本来救いようがないはずなんですよ。それなのにぐうの音も出ない方法で救ってしまった一夜が素晴らしい。一夜にしか救えないのを本当に一夜が救ってあげるってことはすごい奇跡的なことだと私は思う。

<総評>
 まぁとにかく「メランコリック・ドリィムタワー」プレイした人は買いなさい!(全力で勧める) やってない人は、好みそうだったら是非プレイして欲しいです。なかなか独特の作風で、淡々とした主人公と登場人物達が紡ぐ物語の中に、情緒的な切なさが光るようなそんな作品群です。そういうストイックな作風なのに、かなりの執着萌えホイホイ作品でしたね。あと知らない人向けに「殺人」「自殺」「死」とかが深く関わってくるようなそんなシビアな作品です。

 前作プレイした人向けへ。【こんな人にオススメ】前作のEDに不満があった人(主に一夜の幸せ的な意味で)と、一夜はもっと好きにやらかせば良いと思ってた人、隆弘がどんな人だったか知りたかった人、彼が報われて欲しかった人、御影どうにかして欲しかった人、御影の伯父さんに会いたかった人、直人もいい加減どうにかして欲しかった人、多田野まさかのメインポジだやったー! な人、メランコリック・ドリィムタワーが好きだった人にお勧めです!(結局前作やった人はやれば良いよってことです)

 たぶんやるだろう人気投票楽しみだなぁ。全力で多田野に入れる!
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Author:hawa
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