mdtの搭とパラドリ世界と多世界解釈について考察@パラレルワールド・インザドリィム

 エヴェレットの多世界解釈って、数か月前ぐらいに小説ネタにしようと思って調べたけど、結論だけ言うなら平行世界は存在するけど平行世界には絶対にいけない! って説なんですよね。

シュレディンガーの猫箱で例えると、箱を開けて猫が死んでいるのを観測した時、同時に猫が死んでない世界が存在している。でも、死んでいる事を観測した時点で、その人は『観測者』から『死んだ猫を観測した観測者』として観測されてしまう。
もちろん『死んでいない猫を観測した観測者』も存在していますが、『死んだ猫を観測した観測者』とは存在が矛盾するので後者から前者を絶対観測することが出来ない。

つまり、エヴェレットの多世界解釈は、観測者もまた観測されている為、流動的に好きな肩書を自由に名乗れる『絶対的観測者』が存在しないって訳です。(うろ覚えの知識)シュタゲのオカリンなんかは肩書のない絶対的な観測者だったけどね。

その人が出会った時点でその『現実』はたった一つしかない『事実』になってしまう。
可能性のプールは人の夢の中にしかない。

いや、mdtシリーズというか、よくよくパラドリに相応しい解釈だなっと思いまして。

折角なので、お披露目逃していた『mdtの搭とパラドリ世界の関係と考察』載せようと思います。
パラドリ世界って、エヴェレットの多世界解釈持ち出すとなかなか面白いことになるんですよね。

ようするに、パラドリ世界の観測者は一夜なのですが、その上位に一夜を観測しているラグが存在している。
一夜は普通の人間なので、肩書のある観測者なのですが、ラグはぶっちゃけチート(神的なカタチのない概念)な為、肩書のない何にでもなれる観測者となる。それにより、平行世界には行けないという説を覆している。
パラドリ世界の仕組みは、プレイするとなんとなーく分かるだろうけど「ETC BAD」は、平行世界の物語としてはとても面白いEDでしたよね。その辺りは↓でネタバレ交えつつ考察。

でもmdtは咲人ルートしか再プレイしてないから、色々忘れてて勘違いしてるかも。考察間違ってても許してください。



【搭世界とパラドリ世界の関係は?】

 塔の世界とパラドリ世界はどう違うのか考察すると、塔世界は死に近い世界で、パラドリ世界は現実に近い世界にあると思われます。
どちらも現実世界で生きている人の『無意識の意識』を連れてきている構造は同じだと思います。
なぜならパラドリ世界の多田野やクラスメートたちは偽物ではないと作中で述べられているから(実際、多田野は本物だったし)
しかし本来、搭の世界には死に近づいた者しか招待できないはずです。
だって搭は隆弘(死者)とラグ(死の擬人化)が創ったものだからです。
――ちなみにmdtの時、一夜たちは姫には会えないけどラグは会える。と言ってたのは、一夜がまだ死んでなかったからだと思われます。隆弘ルートの時、パラドリ世界で隆弘の自殺を止めようとして刺された一夜が、搭の最上階である姫(隆弘)の部屋に初めて足を踏み入れることが出来たのは、あの時の一夜が昏睡状態の挙句にパラドリで死にかけたせいで9割ぐらいほぼ死んでる状態だったからだと思います。(閑話休題)

ということは、パラドリ世界は死者が創った空間ではないということになります。
生者と死者を共存させてしまう空間を創れるのは、どちらでもない人間しかいません。

つまりパラドリ世界は、昏睡状態で生死をさまよってる一夜を核にして創られています。

実際、一夜への誕生日プレゼントがパラドリ世界であり、一夜の望む世界を再現しているとラグは言っています。前作と違い、ラグは隆弘(姫)よりも明らかに一夜を優先しています。
ラグが今作あまり出番がないのは、塔よりも自分の影響力が低いせいか。と思ったけど、死者の隆弘は自由に動いてる。
むしろ一夜の誰も死なない日常の願いに、隆弘が含まれていて、ラグの存在は除外されてるからが理由かと思われます。

一夜とパラドリ世界は前作の隆弘と塔の関係に近いんだと思います。この世界の主は一夜だけど、一夜の無意識にラグが手を加えているから支配者はラグの方です。搭世界においても、隆弘は搭の主でしたがラグによって姫の交代もやれたし、御影とかも世界の乗っ取り出来たし、隆弘が眠っていたのはラグのせいらしいし、搭世界で連れてきた人も隆弘の無意識からラグが選んでたらしいから、隆弘が理性的にコントロールしたりは全くできていなかったと思います。
パラドリ世界も、疑問を抱いたら家族勝手に消えたり現れたりと、一夜の望みや無意識に反応はしているけど、一夜の意識で好きにコントロールは出来ていません。

一夜がパラドリ世界の主なら、じゃあパラドリ世界を終わらせるのが隆弘な理由は何故か。と思いますよね。
考えると、パラドリ世界は現実と塔世界の間に団子状態に存在しているのではないかと推測出来ます。

そもそも咲人と直人ルート以外は、真相ルートで現実世界に帰還しようとした矢先にパラドリ世界に連れてかれています。
一夜は帰る気満々だったところを、ラグが隆弘を目覚めさせて二人で搭側に一夜たちを引き留めたんだと思います。

(ラグ&隆弘(引き留める)←一夜たち→(帰りたい))
(搭←パラドリ世界→現実世界)パラドリ世界はグラグラ。

だから、引っ張り合う力が搭と現実の間に均衡状態になって創られたのがパラドリ世界。
搭よりも、アンバランスな状態で成立しているのです。
隆弘が死ねば現実世界に戻れるのは、一夜を引き留める搭(死)世界からの力がなくなったから、パラドリ世界を成立させていたバランスが一気に現実世界に傾いたせいです。

「ETC BAD」ですが、あれは一夜が真実いらないって思ったせい(一夜が現実に向いていたベクトルがなくなってしまった)で、一気に搭世界側へバランスが傾いてしまったと思われます。だからメール知らないって言っていた多田野は本物ではありません。一夜以外の搭メンバーは帰還してるのかは不明ですが、まぁしてるんじゃないかなーと考えるとあの世界で本物だったのはたぶん隆弘だけですね!(きゃあ怖い)私、最初見たとき隆弘には記憶があって「帰ってきてくれて良かった」と言ってたら怖いって書いたけど、これで真実味を帯びた。「(俺のいる世界に)帰って来てくれて良かった」とか付け足すと、良い感じで怖くてテンション上がりますね。

パラドリ開始当初は、一夜に選ばせるためにラグは『家族が死んだ世界を観測した一夜』と『誰も死なない世界を観測した一夜』を同時に存在させています(両方の記憶を持たせている)
でも『ETC BAD』で一夜は『誰も死なない世界を観測した一夜』に収束されたわけです。
現実に帰還すると、ラグの存在は消えパラレルワールドは机上の空論になる(チート観測者がいないから)のに、『ETC BAD』だと、本物の平行世界へと一夜が移行したと言えるようになってしまう。例えそれが死者が見る夢の世界でも、観測者である一夜は真実を放棄したせいでその事実を観測することは出来ない。だからこのEDは、本物のパラレルワールドが成立した世界なんです!

いやー、パラドリ面白いね。もっと色々考察ネタあるけど、今日はこの辺で。
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